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【開催報告】プラネタリーヘルスプロジェクト「プラネタリーヘルス~持続可能な地球環境を確立するために~」第4回アドバイザリーボード会合(2024年1月29日)

【開催報告】プラネタリーヘルスプロジェクト「プラネタリーヘルス~持続可能な地球環境を確立するために~」第4回アドバイザリーボード会合(2024年1月29日)

日本医療政策機構は、プラネタリーヘルスプロジェクト2023年度第4回アドバイザリーボード会合を2024年1月29日に開催いたしました。
当機構では、プラネタリーヘルスに関する議論を前進させ、地球と人の健康の向上に資することを目的に、2022年度にプラネタリーヘルスプロジェクトを立ち上げ、アドバイザリーボードを組成しました。2023年度もアドバイザリーボードでの議論を中心として、様々な取り組みを予定しております。

プラネタリーヘルス・アライアンス(PHA: Planetary Health Alliance)は、「プラネタリーヘルスとは、地球の自然システムに対する人間の干渉が、人間の健康や地球上のすべての生命に与える影響を分析し、対処することに焦点を当てた解決志向の学際的分野であり社会運動である」と説明しています。本分野は、世界各国で気候変動や環境負荷などの影響が異なることもあり、課題やそれに対する様々な緩和策や適応策などの議論が行われています。自然災害が多く、少子高齢化社会を迎えている日本においても独自の課題をマルチステークホルダーで設定し理解を広めていくことが、今後の議論を深め、課題を解決する上で必要です。

本会合では、第3回会合から第4回会合の間に事務局として実施した以下の内容についてご報告をするとともに、次年度以降の活動について意見交換を実施しました。

  1. 【調査報告】 日本の医師を対象とした気候変動と健康に関する調査(2023123日)
  2. 【政策提言】診療報酬、介護報酬、障害福祉サービス報酬の改定にあたり、持続可能性と地球環境への配慮を踏まえた強靭かつグリーン保健医療システムの構築に関する提言(2023126日)
  3. 賛同・協力】「気候変動と健康に関する行動を共に促進している人々と組織のためのシェアード・ナラティブ」(20231212日)
  4. 【メディア掲載】「COP28に向けたアジアのヘルスコミュニティからのメッセージ」に寄稿(ヘルス・ケア・ウィズアウト・ハーム・アジア、2023123日)
  5. HGPI協力ウェビナー Lancet Countdown 2023 Japan プレゼンテーション「子どもの健康問題としての気候変動セミナー ランセット最新報告が警鐘を鳴らす健康を守るためのコミットメントとは」(20231214日)
  6. HGPIウェビナー】「健康な地球へ向けて:国家保健医療システムにおける気候変動の緩和・適応と公衆衛生の統合戦略」(2024119日)日本医療政策機構(Health and Global Policy Institute グローバルな医療政策シンクタンク (hgpi.org)

 

■第4回アドバイザリーボード

17:00-17:15 今年度の活動に関するご報告とご相談

鈴木 秀(日本医療政策機構 シニアアソシエイト)

17:45-17:55 次年度の活動に関するご相談

17:55-18:30 全体討議

18:55-19:00 今後のスケジュール・その他

 

<第4回アドバイザリーボードの様子> 

 

アドバイザリーボードメンバー(敬称略・五十音順)

有馬 覚(第一三共株式会社 サステナビリティ推進部 環境経営・グローバルヘルスグループ)
鹿嶋 小緒里(広島大学 IDEC 国際連携機構 プラネタリーヘルスイノベーションサイエンス(PHIS)センター長/広島大学大学院 先進理工系科学研究科 環境保健科学研究室 准教授)
神ノ田 昌博(環境省 大臣官房 環境保健部長)
工藤 泰子(一般財団法人日本気象協会 環境・エネルギー事業部 主任技師)
近藤 尚己(京都大学 大学院医学研究科 社会健康医学系専攻 社会疫学分野 主任教授)
菅原 聡(一般社団法人Green innovation 代表理事)
鈴木 定彦(北海道大学 ディスティングイッシュトプロフェッサー/北海道大学 人獣共通感染症国際共 同研究所 バイオリソース部門 教授/北海道大学 ワクチン研究開発拠点 研究支援部門長・教授)
中野 夕香里(公益社団法人 日本看護協会 常任理事)
中村 桂子(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 国際保健医療事業開発学分野 教授)
南齋 規介(国立環境研究所 資源循環領域 国際資源持続性研究室長)
西場 洋介(ノボ ノルディスク ファーマ株式会社 医療政策・渉外本部 パブリックアフェアーズ&サステナビリティ部)
橋爪 真弘(東京大学大学院 医学系研究科 国際保健政策学 教授)
原口 真(MS&ADインターリスク総研 フェロー/MS&ADインシュアランスグループホールディングス TNFD専任SVP)
日下 英司(厚生労働省 大臣官房 国際保健福祉交渉官)
夫馬 賢治(信州大学 グリーン社会協創機構 特任教授 /株式会社ニューラル CEO)
細川 秀一(公益社団法人 日本医師会 常任理事)
松尾 雄介(公益財団法人 地球環境戦略研究機関 ビジネスタスクフォースディレクター)
光武 裕(アストラゼネカ株式会社 ジャパンサステナビリティディレクター)
山野 博哉(国立環境研究所 生物多様性領域 領域長)
山本 尚子(国際医療福祉大学 大学院 教授/国際医療協力センター長)
渡辺 知保(長崎大学 プラネタリーヘルス学環長/熱帯医学・グローバルヘルス研究科 教授)
日本国際保健医療学会学生部会(jagh-s: Japan Association for Global Health, Students Section)
アジア医学生連絡協議会日本支部(AMSA Japan: Asian Medical Students’ Association Japan)

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