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【パブリックコメント提出】「GX2040ビジョン(案)」(2025年1月26日)

【パブリックコメント提出】「GX2040ビジョン(案)」(2025年1月26日)

日本医療政策機構(HGPI)プラネタリーヘルスプロジェクトは、経済産業省GXグループ脱炭素成長型経済構造移行投資促進課による「GX2040ビジョン(案)」に対する意見募集に対して、パブリックコメントを提出いたしました。なお、既に意見(パブリックコメント)の募集は終了しております。

GX2040ビジョン(案)は、GXに向けた投資の予見可能性を高めるため、より長期的な方向性を示すものとして2023年に閣議決定された「脱炭素成長型経済構造移行推進戦略」の改訂として、GX実行会議にてGX2040が示されました。GX2040ビジョンは第7次エネルギー基本計画と一体的に検討を進められていました。

日本政府は2024年5月、「気候変動と健康に関する変革的行動のためのアライアンス(ATACH)」に参加し、低炭素かつ持続可能な保健医療システムの構築を目指すことを宣言しました。同月には、病院業界が2030年度までに2013年度比でCO2排出原単位を46%削減するという新たな目標を設定しています。

国際的な調査によれば、各国の保健医療分野のGHG排出量は平均4.4%である一方、日本は6.4%と高い水準にあります。

保健医療分野からも環境負荷が生じており、GXの取り組みは地球の健康と人の健康を守るためにも不可欠です。こうした状況を踏まえ、HGPIでは以下のポイントを含めたパブリックコメントを提出しました。

パブリックコメントのポイント

  • GXの取り組みに保健医療分野を加え、具体的なロードマップを策定すること
  • GXの取り組みにより環境と健康両面での相乗効果を生むことを強調
  • GXの取り組みを行う上で、健康の観点を取り入れること

HGPIプラネタリーヘルスプロジェクトは、2024年12月にNDCに対しての提言「持続可能な社会のための気候と健康の融合:国が決定する貢献(NDC)にプラネタリーヘルスの視点を」を公表しました。

本件パブリックコメントに関し、詳しくはこちらをご覧ください。

 

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