【お知らせ】気候変動と健康に関する変革的行動のためのアライアンス(ATACH)に加盟(2024年4月22日)
日付:2024年4月25日
タグ: プラネタリーヘルス

4月22日の地球の環境保護を支援する日である「アースデイ」を祝して、日本医療政策機構(HGPI)は、気候変動と健康に関する変革的行動のためのアライアンス(ATACH: Alliance for Transformative Action on Climate and Health)にパートナーとして加盟したことを正式に発表します。
ATACHは、2021年に開催された国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)における国際的な議論と「COP26ヘルスプログラム(COP26 Health Programme)」に基づき、設立されました。このプログラムは、人間の健康を気候変動対策の最前線に位置づけ、各国に「気候変動に対する強靭な保健医療システム」と「持続可能な低炭素保健医療システム」の構築に対するコミットメントを呼びかけています。ATACHは、これらのコミットメントを行動に移すため、世界保健機関(WHO: World Health Organization)が事務局となり設立されました。
2024年4月現在、ATACHのコミットメントは80カ国以上の保健省レベルで表明されており、ATACHのパートナーはコミットメントを表明した国の保健省を含めた、30以上のパートナーが参画しています。これらのパートナーは、以下の5つのワーキンググループに参加することができます。
- ファイナンシングワーキンググループ(FIN-WG: Financing Working Group)
- 気候変動に対して強靭な保健医療システムワーキンググループ(CRHS-WG: Climate Resilient Health Systems Working Group)
- 持続可能な低炭素保健医療システム(LCSHS-WG: Low Carbon Sustainable Health Systems Working Group)
- サプライチェーンワーキンググループ(SC-WG: Supply Chain Working Group)
- 気候行動と栄養ワーキンググループ(I-CAN-WG: Climate Action and Nutrition Working Group)
当機構はCRHS-WG、LCSHS-WG、SC-WGに参加する予定です。
2024年1月27日、ジュネーブで開催された第154回世界保健機関(WHO: World Health Organization)執行理事会で、日本政府代表団が「気候変動と健康に関する変革的行動のためのアライアンス(ATACH: Alliance for Transformative Action on Climate and Health)」に対する正式な関心を示しました。日本政府の正式なコミットメントとパートナーシップへの参加が期待されており、当機構としても可能な限り支援を実施してまいります。
■気候変動と健康に関する変革的行動のためのアライアンス(ATACH)とは:
ATACHは加盟国の要請に応じてWHOを事務局として設立され、意見や情報を共有し、技術的・政治的協力を強化し、国際的な優先課題となるように働きかけ、モニタリング、資金調達、知識の共有と技術支援などを参加している政府や組織に提供している。
調査・提言ランキング
- 【パブリックコメント提出】「第3期健康・医療戦略(案)」(2025年2月3日)
- 【調査報告】「働く女性の健康増進に関する調査2018(最終報告)」
- 【政策提言】環境と医療の融合で実現する持続可能な健康長寿社会~プラネタリーヘルスの視点を取り入れた第3期健康・医療戦略への提言~(2024年12月20日)
- 【調査報告】メンタルヘルスに関する世論調査(2022年8月12日)
- 【調査報告】「2023年 日本の医療の満足度、および生成AIの医療応用に関する世論調査」(2024年1月11日)
- 【政策提言】保健医療分野における気候変動国家戦略(2024年6月26日)
- 【政策提言】肥満症対策推進プロジェクト2023「患者・市民・地域が参画し、協働する肥満症対策の実装を目指して」(2024年4月8日)
- 【調査報告】「2025年 日本の医療に関する世論調査」(2025年3月17日)
- 【出版報告】こどもの健康プロジェクト 家庭向け小冊子「家庭で学ぶ・家庭で実践する、知的障がいのある子どものためのストレスマネジメント」(2025年2月3日)
- 【政策提言】腎疾患対策推進プロジェクト2024「労働世代における慢性腎臓病(CKD)対策の強化にむけて」~健診スクリーニング、医療機関受診による早期発見、早期介入の重要性~(2024年10月28日)
注目の投稿
-
2025-02-12
【申込受付中】(オンライン開催)第131回HGPIセミナー「京都市ケアラー条例の政策過程」(2025年3月19日)
-
2025-03-03
【申込受付中】(オンライン開催)HGPIセミナー特別編「ハーバード大学福島プログラム参加者が見た福島からの学び」(2025年3月22日 JST|3月21日 EDT)
-
2025-03-13
【HGPI政策コラム】(No.54)―腎疾患対策推進プロジェクトより―「マルチステークホルダーで創る腎疾患対策」
-
2025-03-17
【調査報告】「2025年 日本の医療に関する世論調査」(2025年3月17日)
-
2025-03-17
【お知らせ】 世界保健機関(WHO)の市民社会委員会に参加(2025年3月17日)