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【パブリックコメント提出】「食品循環資源の再生利用等の促進に関する基本方針(案)」(2025年1月26日)

【パブリックコメント提出】「食品循環資源の再生利用等の促進に関する基本方針(案)」(2025年1月26日)

日本医療政策機構(HGPI)プラネタリーヘルスプロジェクトは、環境省環境再生・資源循環局総務課リサイクル推進室による「食品循環資源の再生利用等の促進に関する基本方針(案)」に対する意見募集に対して、パブリックコメントを提出いたしました。なお、既に意見(パブリックコメント)の募集は終了しております。

「食品循環資源の再生利用等の促進に関する基本方針」は、食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律においては、5年ごとに基本方針を定めることが求められています。

世界保健機関(WHO)による気候変動に関する政府間パネル(IPCC)のレビューによると食糧需要の安定は、栄養不足と食事に関連する死亡及びリスクや栄養の質の低下、バランスの取れた食品へのアクセス減少、及び不平等による栄養不良の増加につながるとしています。

また、「プラネタリーヘルスダイエット」という考え方が2019年にイート・ランセット委員会の報告書で提案され、世界中で健康的な食事への転換、食料生産方法の改善、食品ロスと食品廃棄物の削減について「3つの行動」を求めています。

そして、2021年12月7日〜8日に開催された「東京栄養サミット 2021」で取りまとめられた「東京栄養宣言(グローバルな成長のための栄養に関する東京コンパクト)」では、2030年までに栄養不良を終わらせるための5つの重点項目(健康、食、強靱性、説明責任、財源確保)について、具体的な取り組みの方向性が示されており、これは、プラネタリーヘルスダイエットなどの視点とも一致しており、人類社会の健康や行動様式に直接・間接的に深く関係する食品資源の循環に「健康」の視点を含めることにより、 食品循環資源の再生利用等がより一層促進されることが期待されています。

こうした状況を踏まえ、HGPIではプラネタリーヘルスダイエットの視点を含めるよう求めたパブリックコメントを提出しました。

また、HGPIプラネタリーヘルスプロジェクトは、2024年12月にNDCに対しての提言「持続可能な社会のための気候と健康の融合:国が決定する貢献(NDC)にプラネタリーヘルスの視点を」を公表しました。

本件パブリックコメントに関し、詳しくはこちらをご覧ください。

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