活動報告 調査・提言

【論点整理】患者当事者支援プロジェクト 全国自治体カンファレンス 「都道府県の保健医療計画策定過程における患者・当事者参画を振り返る~市町村および都道府県で意義ある参画を推進するために~」(2025年7月22日)

【論点整理】患者当事者支援プロジェクト 全国自治体カンファレンス 「都道府県の保健医療計画策定過程における患者・当事者参画を振り返る~市町村および都道府県で意義ある参画を推進するために~」(2025年7月22日)

日本医療政策機構は、論点整理「都道府県の保健医療計画策定過程における患者・当事者参画を振り返る~市町村および都道府県で意義ある参画を推進するために~」を公表いたしました。

当機構では、地方自治体での患者・当事者参画を一層推進することを目的に、2024年11月11日に全国自治体カンファレンス「都道府県の保健医療計画策定過程における患者・当事者参画を振り返る~市町村および都道府県で意義ある参画を推進するために~」を開催いたしました。

論点整理では、本カンファレンスにご参加いただいた専門家・有識者・行政関係者の方々による議論をもとに地方自治体の政策過程における患者・当事者参画の課題、その解決に向けて求められるアクションを整理いたしました。また、各自治体の具体的な取り組みや先進事例も多く取りまとめています。詳細は末尾のPDFをご覧ください。


論点1:会議体に参画する患者・当事者委員の公正な選定

1-1地域や疾患領域の状況に応じて適切な委員の任期を設定する
1-2会議体の目的に沿って、適切な患者・当事者委員を柔軟に選任する

事例1:疾患や年代等の多様性を考慮した複数委員の選任
事例2:他地域からの委員の招致
事例3:「患者」「当事者」の要件の多様化

1-3 患者・当事者委員の選任プロセスや要件を事前に公開し、公正な選任を行う

論点2:患者・当事者委員が議論に参加しやすい会議体の運営

2-1 会議前の説明や会議後のフォローアップを十分に実施する

事例1:患者・当事者委員個人のニーズに合わせた事前説明の実施
事例2:会議後の心理的な支援

2-2 患者・当事者委員が議論に参加し発言しやすい進行を行う

論点3:多様な手続きを活用した幅広い患者・当事者の意見の収集・集約

3-1 患者・当事者を中心とした会議体を設置する

事例1:意見交換会を活用した参画機会の確保

3-2 ヒアリング調査やアンケート調査、パブリック・コメントを活用する

論点4:幅広い患者・当事者との協働関係の構築

4-1 情報公開を徹底し、情報の主な対象者に応じて発信方法を工夫する

事例1:一体的に策定された医療計画のパブリック・コメントの影響と工夫

4-2多様な手続きや関連事業を活用し、幅広い患者・当事者との協働関係を構築する

事例1:ピアサポーター養成事業を活用した患者・当事者委員の選任

4-3 マルチステークホルダーと連携し、患者・当事者の学びや患者・当事者参画を支援する社会基盤を整備する

事例1:マルチステークホルダーと連携した、患者・当事者の参画の促進
事例 2:参画する患者・当事者に求められる資質の整理と可視化

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