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【お知らせ】UHC2030「2027年 国連UHCハイレベル会合(HLM)に向けたタスクフォース」に参画(2026年7月6日)

【お知らせ】UHC2030「2027年 国連UHCハイレベル会合(HLM)に向けたタスクフォース」に参画(2026年7月6日)

日本医療政策機構(HGPI: Health and Global Policy Institute)は、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC: Universal Health Coverage)の達成を加速させるグローバルなマルチステークホルダー・プラットフォーム「UHC2030」が設置する「2027年 国連UHCハイレベル会合に向けたタスクフォース」に参画しています。HGPIは、UHC2030の市民社会参画メカニズム(CSEM: Civil Society Engagement Mechanism for UHC2030)を代表する立場で同タスクフォースに加わっており、HGPIからは、CSEM諮問委員会(Advisory Group)委員を務める副理事長の菅原丈二が関与しています。

2027年9月、ニューヨークにおいて国連UHCハイレベル会合(HLM: High-Level Meeting)が開催され、各国は2023年の政治宣言の進捗を検証するとともに、UHC達成に向けた新たな政治宣言を採択する予定です。紛争・気候変動・債務不安・高齢化といった危機が重なるなか、この会合を「具体的な行動」と「測定可能なターゲット」を伴う実効性あるものとするため、UHC2030は専門家から成るタスクフォースを組織しました。タスクフォースは、最新のデータ、新たな国際的文脈、包摂的な協議を通じて得られた意見に基づき、UHCムーブメントとしてのアドボカシーの重点事項と共通のナラティブ(メッセージ)を策定し、2027年のUHC政治宣言交渉に先立って、行動志向の政策提言を国連総会議長に提出することを目指しています。

本タスクフォースは、政府・国際機関・市民社会・民間セクター・アカデミアなど、多様な分野とネットワークの代表によって構成されています。HGPIは、独立・非営利・超党派のシンクタンクとして、また日本およびアジア太平洋地域の市民社会の立場から、エビデンスと患者・市民の視点に基づく知見を提供し、国レベルとグローバルレベルの議論をつなぐ役割を担っています。とりわけ、日本政府も推進している財務当局と保健当局を含む分野横断的なガバナンスや、気候変動対策と保健の統合といった視点が議論に反映されるよう努めています。

HGPIは、2025年11月に菅原がCSEM諮問委員会委員に就任し、2026年3月にUHC2030の「グローバル・コンパクト」に署名・賛同するなど、UHC2030への関与を段階的に深めてまいりました。本タスクフォースへの参画もその一環であり、今後も2027年の国連UHCハイレベル会合に向けた国際的な政策形成に積極的に貢献するとともに、グローバルな議論を日本の政策および社会実装へと還元してまいります。

 

 タスクフォースの構成(参画する分野・ネットワーク)

本タスクフォースは、UHC2030を構成する各分野・ネットワークから選出された代表によって構成されています(アルファベット順)。HGPIは、市民社会参画メカニズム(CSEM)を代表する立場で参画しています。

  • 学術・研究:保健政策・システム研究アライアンス、ヘルス・システムズ・グローバル
  • 気候変動と保健システム:国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)
  • UHC・グローバルヘルスのためのパートナーシップ連合:NCDアライアンス、母子・新生児・子供・思春期保健のためのパートナーシップ(PMNCH)
  • デジタルヘルス・ネットワーク:トランスフォーム・ヘルス、DTH Lab
  • 医療専門職団体:国際看護師協会(ICN)、世界医師会(WMA)
  • 医療系学生団体:国際医学生連盟(IFMSA)、国際薬学生連盟(IPSF)
  • 健康安全保障ネットワーク:グローバルヘルス・セキュリティ・ネットワーク
  • 保健システム関連イニシアティブ:ヘルス・データ・コラボラティブ、ユニットエイド
  • 労働組織:国際労働組合総連合(ITUC)
  • 地方自治体ネットワーク:都市・自治体連合(UCLG)
  • モニタリング・説明責任の専門家:国際予算パートナーシップ(IBP)
  • 患者団体:国際患者団体同盟(IAPO)
  • 国会議員ネットワーク:グローバルヘルスのためのUNITE議員ネットワーク
  • UHC2030 市民社会参画メカニズム(CSEM):SERAC-Bangladesh、日本医療政策機構(HGPI/日本)
  • UHC2030 国・地域構成:コンゴ民主共和国、エジプト、フランス、日本、南アフリカ
  • UHC2030 国際機関(国連機関・グローバルヘルスイニシアティブ・開発銀行):国連人口基金(UNFPA)、Gaviワクチンアライアンス、アジア開発銀行(ADB)
  • UHC2030 慈善財団構成:ロックフェラー財団、国連財団、ウェルカム・トラスト
  • UHC2030 民間セクター構成:国際製薬団体連合会(IFPMA)
  • 女性のネットワーク:ウィメン・デリバー、ウィメン・イン・グローバル・ヘルス
  • ユースのイニシアティブ:WHOユース評議会、ユース・コアリション

 

今後のプロセス(概要)

UHC2030は、2026年から2027年初頭にかけて一連のグローバル協議を実施し、UHCに関するマルチステークホルダー・ヒアリング(2027年半ば想定)に先立ってアドボカシー・ナラティブを公表する予定です。同ナラティブは、UHC政治宣言のゼロ次ドラフトへの貢献として、国連総会議長にも共有される予定です。

図1:今後のプロセスの概要(UHC2030作成の資料を基に作成)
出所: UHC2030「UHC2030と2027年UHC高レベル会合:プロセスのタイムラインとアドボカシーの機会」(2026年)

UHC2030とは

UHC2030は、UHCに向けた持続可能な進展を加速するグローバルなマルチステークホルダー・プラットフォームです。世界保健機関(WHO)、世界銀行、経済協力開発機構(OECD)が共同ホストを務め、「すべての人が必要な質の高い保健医療サービスを、経済的困難なく受けられる世界」の実現を目指しています。各国政府、市民社会、民間セクター、国連機関などが「グローバル・コンパクト」に署名してメンバーとなり、誰一人取り残さない公平で強靭な保健システムの構築に協働しています。活動は、アドボカシー・アカウンタビリティ・アラインメントの3つのアプローチを柱とします。

 

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