国際社会における飢餓や貧困などに対する取り組みとして合意されたミレニアム開発目標(MDGs)や持続可能な開発目標(SDGs)などからもわかるように、保健医療分野への支援の重要性が2000年代以降高まっています。また、日本政府も「人間の安全保障」を軸にした、政府開発援助(ODA)や外交政策に力を入れており、国際保健(グローバルヘルス)分野においては、2000年のG8九州・沖縄サミット、2008年のG8洞爺湖サミット、そして2016年の伊勢志摩サミットなどで、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)を中心にした数多くの取り組みを実施しています。そのような中で、日々変化するグローバルヘルスアジェンダに関する議論の場や、人材育成の取り組みなどは限られています。グローバルヘルス戦略プロジェクトでは、グローバルパートナーとの連携を通じた活動を実施しています。