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【申込終了】(ハイブリッド開催)プラネタリーヘルス専門家会合「持続可能な保健医療を目指して:パンデミック下における環境汚染と医療廃棄物の影響からの学び」(2024年2月16日)

【申込終了】(ハイブリッド開催)プラネタリーヘルス専門家会合「持続可能な保健医療を目指して:パンデミック下における環境汚染と医療廃棄物の影響からの学び」(2024年2月16日)

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による世界的な感染拡大(パンデミック)は、人々の健康だけでなく様々な影響を社会にもたらしました。日本医療政策機構のプラネタリーヘルスプロジェクトでは、特に医療廃棄物と環境汚染に対する包括的な影響に焦点を当て、今後、ヘルスケアシステムがどのような変化を遂げることができるのか、持続可能な開発目標(SDGs: Sustainable Development Goals)なども考慮しながらマルチステークホルダーによる議論を実施します。

COVID-19パンデミックは、健康に対する危機であったと同時に、世界的に実施された約8億回分のワクチン接種がおおよそ144,000トンの廃棄物をもたらすなど、医療廃棄物の著しい増加を引き起こし環境に対する危機でもありました。この教訓は、現行の医療廃棄物管理システムの再評価の必要性を提起し、世界保健機関(WHO: World Health Organization)は、エコフレンドリーなパッケージング、再利用可能な個人用防護具(PPE: Personal Protective Equipment)、リサイクル可能かつ生分解性のある材料の導入を支持するガイドラインを作成しています。こうした取り組みは、環境への影響を軽減するだけでなく、医療従事者とコミュニティに中長期的に発生しうる健康被害を防ぐことにもつながります。

大気汚染が脳卒中、肺がん、心臓病に起因する死の3分の1に関連するなど、環境汚染は公衆衛生に対して重大な脅威をもたらすことが分かっています。人々の健康と地球環境との相関は、プラネタリーヘルスの視点からも明らかで、汚染を抑制し、その有害な影響から人間の健康と環境を保護するための広範な措置をとることの緊急性は明らかです。環境汚染の原因は、工業活動や交通、廃棄物処理、自然災害にいたるまで多岐にわたり、複雑かつ多面的な性質を有しています。これに対処するには、多分野横断的な努力を結びつけ、汚染を削減し、人間の健康と地球の健康を現在および将来の脅威から保護する包括的なマルチステークホルダーアプローチが必要です。

特に、保健医療分野においてはコロナ禍から新たな社会の再構築を進める中で、SDG3「健康」、SDG6「清潔な水と衛生」、そしてSDG12「責任ある消費と生産」などの目標のもとで、医療廃棄物と環境汚染への包括的アプローチの検討が必要です。また、包括的なアプローチにあたっては、国内のみではなく、広範かつグローバルな取組と結びつけ、政策、イノベーション、そして集団的行動を含む統一した取り組みが求められます。

本専門家会合では、プラネタリーヘルスの視点に基づいて、医療廃棄物と環境汚染に関して人間と地球の健康を守る革新的で持続可能な解決策の検討を行います。本会合での議論をもとにした気づき、新たなパートナーシップ、そしてパンデミック後のヘルスケアセクターにおける環境汚染と医療廃棄物の影響を軽減する実行可能な解決策を模索します。

 

【開催概要】

  • 日時:2024年2月16日(金)16:30-18:00
  • 形式:ハイブリッド(対面・オンライン(Zoomウェビナー))
  • 会場:〒100-0004東京都千代田区大手町1-9-2 大手町フィナンシャルシティ グランキューブ3 階 イベントフィールド
  • 参加費:無料
  • 言語:日本語・英語(同時通訳あり)
  • 主催:日本医療政策機構
  • 後援:単回医療機器再製造推進協議会、グローバル・グリーン・ヘルシー・ホスピタルズ(GGHH: Global Green and Healthy Hospitals)
  • 協賛:国立大学法人 政策研究大学院大学 グローバルヘルス・イノベーション政策プログラム
  • 定員
    会場:80名
    オンライン:500名

    *会場参加をご希望いただいた方は、抽選は行わずすべての方に会場にてご参加いただける形とさせていただきました。
    **登録完了後、ご登録いただいたメールアドレスに確認メールが自動送信されます。届かない場合は、大変恐れ入りますが、info@hgpi.org までメールをお送りください。

 

【プログラム】(敬称略)

16:30-16:40 開会の辞

黒川 清(日本医療政策機構 代表理事)

16:40-16:55 基調講演1 コロナ禍および国際的なヘルスケアセクターの廃棄物を巡る状況

Ramon San Pascual(ヘルスケア・ウィザウト・ハーム(HCWH: Health Care Without Harm) アジアチーム エグゼクティブダイレクター)

16:55-17:10 基調講演2 日本国内における医療廃棄物による環境負荷軽減への対策

上塚 芳郎(単回医療機器再製造推進協議会 最高顧問)

17:10-17:55 パネルディスカッション
ヘルスケアセクターからの環境負荷を減らし、その取り組みを評価促進するために求められる取り組み

パネリスト:
上塚 芳郎(単回医療機器再製造推進協議会 最高顧問)
角倉 一郎(環境省 環境再生・資源循環局 次長)
山口 晃義(ノボノルディスクファーマ株式会社 ファイナンス & オペレーションズ本部 サプライチェーン部 リメッドプログラムマネジャー)
中村 桂子(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 国際保健医療事業開発学分野 教授)
南齋 規介(国立環境研究所 資源循環領域 国際資源持続性研究室長)

モデレータ:
鈴木 秀(日本医療政策機構 シニアアソシエイト)

17:55-18:00 閉会の挨拶

松本 謙一(一般社団法人日本医療機器工業会 理事長)

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