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【申込終了】第124回HGPIセミナー「予防接種・ワクチンを中心とした感染症対策を考え直すーコロナ禍の経験とライフコースアプローチの視点からー」(2024年4月26日)

【申込終了】第124回HGPIセミナー「予防接種・ワクチンを中心とした感染症対策を考え直すーコロナ禍の経験とライフコースアプローチの視点からー」(2024年4月26日)

2024年4月24日から30日までの7日間は、世界保健機関(WHO: World Health Organization)により世界予防接種週間(World Immunization Week)として定められています。

日本医療政策機構(HGPI)では、世界予防接種週間に合わせ、感染症対策、および予防接種・ワクチンの価値について皆様と考えるべく、この度HGPIセミナーを開催いたします。

新型コロナウイルスの感染拡大は、世界中に深刻な影響を与えると同時に、がんや循環器疾患などの非感染性疾患(NCDs: Non-communicable diseases)対策に注目が集まっていた現代社会に対して、改めて感染症に対する予防、備え及び対応の重要性を再認識させる契機となりました。

新型コロナウイルス感染症対策の教訓を踏まえ、2023年9月には内閣官房に内閣感染症危機管理統括庁が発足しました。2013年に策定し、2017年に一部改定した「新型インフルエンザ等対策政府行動計画」の再改定も2024年夏を目指して進んでいます。また、2025年には、国立感染症研究所と国立国際医療研究センターの統合と、それに伴う新たに国立健康危機管理研究機構の創設も予定されており、感染症危機管理に対する国内の体制強化が加速しています。

このように、国を挙げた感染症への備えに向けた議論が本格化していますが、感染症対策の基本が予防接種・ワクチンです。予防接種・ワクチンは「医学史上最高の発明」と称され、予防接種・ワクチンを通じて防ぐことが可能な疾患が多く存在しています。新型コロナウイルス感染症のみならず、2024年3月現在国内メディアで問題として取り扱われている麻疹(はしか)や2023年度末に経過措置が終了する肺炎球菌もその1つです。また、予防接種・ワクチンの効果は乳幼児期や小児期に限定されるものではなく、成人期や老年期にも及び、本来であればライフコースアプローチに基づく生涯を通じた予防接種・ワクチンが望まれます。しかしながら、その普及に向けては市民社会とのコミュニケーション、医療従事者間の認識、国や地方自治体の立場の違い、審議会等の役割や期待と限界、公費補助のバランス等の多様な課題が存在します。

そこで、今回のHGPIセミナーでは、予防接種・ワクチンを中心とした今後の感染対策に必要な打ち手を考えることを目的に、感染症対策の議論をリードする一人である堀成美氏にご講演いただきます。地域での予防接種・公衆衛生政策の担い手である医療従事者の役割や、社会的に脆弱な人々やハイリスク層も包摂したライフコースアプローチの必要性なども交えながら、皆様と共に改めて感染症対策について理解を深める機会としたいと思います。

 

 

【開催概要】

  • 登壇者:堀 成美 氏(看護師/感染対策コンサルタント)
  • 日時:2024年4月26日(金)13:00-14:30
  • 形式:対面(オンライン配信なし)
  • 会場:グローバルビジネスハブ東京 フィールド >アクセス
    〒100-0004 東京都千代田区大手町 1-9-2 大手町フィナンシャルシティ グランキューブ 3階)
  • 言語:日本語
  • 参加費:無料
  • 定員:50名(先着順)
    ※申込締切:4月21日(日)23:59
    ※登録完了時に、ご登録のメールアドレス宛に自動確認メールが届きます。確認メールが届かない場合は、info@hgpi.org までメールをお送りください。
    ※イベント運営の最適化を図り、できるだけ多くの方にお越しいただけるよう、スケジュールをよくご検討の上、結果発表後のキャンセルはご遠慮いただきますようお願い申し上げます。

 


■プロフィール

堀 成美(看護師/感染対策コンサルタント/感染対策ラボ 代表/東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 統合臨床感染症学分野 非常勤講師/国立感染症研究所 感染症疫学センター 協力研究員)

神奈川大学法学部、東京女子医科大学看護短期大学卒業、東京学芸大学大学院 博士課程満期退学(教育学修士)、国立保健医療科学院(健康危機管理学、公衆衛生学修士(MPH: Master of Public Health))修了。民間病院、公立病院の感染症科勤務を経て、2007-2009年国立感染症研究所 実地疫学専門家コース(FETP9期)修了、2009-2012年 聖路加国際大学・助教(看護教育学/感染症看護)、2013年より国立国際医療研究センター国際感染症センターに勤務(感染症対策専門職)。2015年4月より同 国際診療部 医療コーディネーター併任。2018年7月より国立国際医療研究センター 退職。2018年8月よりフリーランスのコンサルタント(感染症対策・地域や組織のグローバル対策)

 

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