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【お知らせ】コネクティング・クライメート・マインズ(Connecting Climate Minds)に参画(2023年7月19日)

【お知らせ】コネクティング・クライメート・マインズ(Connecting Climate Minds)に参画(2023年7月19日)

日本医療政策機構は、ウェルカム・トラストによって資金提供されているグローバルイニシアティブ「コネクティング・クライメート・マインズ(Connecting Climate Minds)」に参画しました。このイニシアティブは、世界各地の研究、政策、デザイン、実体験の専門知識を結集させ、気候変動とメンタルヘルスの関連を持つグローバルおよび地域コミュニティの召集者による研究と行動のアジェンダを開発することを目的としております。

気候変動と気温の上昇により、大気中のアレルゲンや汚染物質の濃度が増加し、その結果、大気の質が悪化することが明らかになっています。最新の研究結果によれば、大気の質が悪化することでメンタルヘルスに悪影響を与える可能性があり、特にうつ病や不安障害などに影響を及ぼす可能性が示唆されています。2022年2月に発表された気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の報告書には、気候変動の急激な進行が、精神的苦痛から不安障害、うつ病、悲嘆、自殺行動にいたるまで、メンタルヘルスと心理社会的な健康に対する脅威を高めていることが報告されています。

当機構は、「コネクティング・クライメート・マインズ」プロジェクトに地域共同招集者(RCC: Regional Co-Convenor)として参画し、東アジアおよび東南アジア地域の招集者であるフィリピンのセントルークス・メディカルセンター医科大学のサポートを行います。また、さまざまな地域と学問分野の地域共同招集者と協力して、地球規模でつながりのある、サポートされた、参加型の実践コミュニティを育成することを目指し、行動可能な研究議題を作成します。

このプロジェクトの目標は以下のようになります:

  • グローバルな研究議題を作成すること
  • 気候変動という文脈の中で、メンタルヘルスの課題を実際に経験した人々のニーズに根ざした研究を行うこと
  • 一連の地域的・グローバルなダイアログを実施すること
  • オンライン・プラットフォームで私たちの活動を共有し、リソースを収集すること

「コネクティング・クライメート・マインズ」の活動についてはこちら(英語のみ)を、
地域コミュニティ招集者についてはこちら(英語のみ)をご覧ください。

 


■ セントルークス・メディカルセンター医科大学(SLMCCM: St. Luke’s Medical Center College of Medicine)とは:
セントルークス・メディカルセンター医科大学は、フィリピンにおける58の医学校の1つです。1994年にセントルークス・メディカルセンターの医学部として設立され、医学博士(MD)の学位を取得するための5年間のカリキュラムを提供しています。また、SLMCCMはフィリピンの高等教育委員会によって正式に認定されています。SLMCCMのプラネタリーとグローバルヘルスプログラム(PGHP: Planetary and Global Health Program)は、革新的な教育機会を提供し、多様な地球環境の課題に関する外部資金提供の研究プロジェクトを実施し、今後十年間で地方、国内、国際的な政府機関と有意義な関わりを持ちながら、フィリピンと東南アジアにおける地球環境とグローバルヘルス教育、研究、翻訳の主要拠点となることを目指しています。

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