活動報告 調査・提言

【出版報告】プラネタリーヘルスプロジェクト「プラネタリーヘルスに関する課題とヘルスケアセクターの役割」(2023年5月10日)

【出版報告】プラネタリーヘルスプロジェクト「プラネタリーヘルスに関する課題とヘルスケアセクターの役割」(2023年5月10日)

日本医療政策機構では、2022年から「プラネタリーヘルス推進プロジェクト」を開始いたしました。マルチステークホルダーと協働して日本が「地球環境と健康(プラネタリーヘルス)」に関して取り組むべき課題を明らかにし、理解を深め、国内外に発信するとともに次のステップのきっかけを作ることを目指しております。

本プロジェクトの一環として、産官学民のマルチステークホルダーが参加し、議論を行うアドバイザリーボード会合を継続的な議論を行いました。本報告書は、アドバイザリーボードによる議論をもとに作成しております。

本報告書は、地球環境の変化が人間の健康に及ぼす影響に焦点を当て、地球環境と人間の健康を守るために必要な行動と、ヘルスケアセクターが果たすべき役割を分析しています。


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【目次】

背景
 人新世とプラネタリー・バウンダリー
 プラネタリーヘルスとは
 日本医療政策機構が実施するプラネタリーヘルス推進プロジェクト

課題:様々な地球環境の変化による健康影響
 大気汚染
 水汚染
 気候変動
 生物多様性の喪失

解決策:地球環境と人間の健康を守るために必要な分野横断的行動
 緩和策
 適応策 暑熱/感染症
 共便益(コベネフィット)

ヘルスケアセクターが果たすべき役割
 「プラネタリーヘルス」の視点を環境・経済等すべての政策・セクターに
 ヘルスケアセクターの脱炭素化
 ヘルスケアセクターの強靭化
 研究・エビデンス強化

本報告書および日本医療政策機構について
提言の独立性について/寄附・助成の受領に関する指針
謝辞/「プラネタリーヘルス(地球の健康)プロジェクト」/本プロジェクト協賛企業
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なお、以下のアドバイザリーボードには、以下の方々にご参画いただいておりました。

アドバイザリーボードメンバー(敬称略・五十音順)

今井 亮翔(武田薬品工業株式会社 医療政策・ペイシェントアクセス統括部 渉外主席部員)
神ノ田 昌博(環境省 大臣官房 環境保健部長)
日下 英司(厚生労働省 大臣官房 国際保健福祉交渉官)
菅原 聡(一般社団法人Green innovation 代表理事)
鈴木 定彦(北海道大学 ディスティングイッシュトプロフェッサー、北海道大学 人獣共通感染症国際共同研究所 バイオリソース部門 教授、北海道大学 ワクチン研究開発拠点 研究支援部門長・教授)
中村 桂子(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 国際保健医療事業開発学分野 教授)
橋爪 真弘(東京大学大学院 医学系研究科 国際保健政策学 教授)
細川 秀一(日本医師会 常任理事)
松尾 雄介(公益財団法人 地球環境戦略研究機関 ビジネスタスクフォース ディレクター)
光武 裕(アストラゼネカ株式会社 ジャパンサステナビリティ ディレクター)
山野 博哉(国立研究開発法人国立環境研究所 生物多様性領域 領域長)
渡辺 知保(長崎大学プラネタリーヘルス学環長、熱帯医学・グローバルヘルス研究科 教授)

オブザーバー

木澤 晃代(日本看護協会 常任理事)

ゲストスピーカー

山本 尚子(国際医療福祉大学大学院 特任教授/前 世界保健機関(WHO) UHC/ヘルシー・ポピュレーションズ担当事務局長)

 

また、本プロジェクトは以下の企業による支援をいただき実施しております。

本プロジェクト協賛企業(五十音順)

アストラゼネカ株式会社
武田薬品工業株式会社

 

※本提言は、ヒアリングをもとに、独立した医療政策シンクタンクとして日本医療政策機構が取りまとめたものであり、アドバイザリーボードメンバー参加者などの関係者、および関係者が所属する団体の見解を示すものでは一切ありません。また、当機構の「寄附・助成の受領に関する指針」に基づき、協賛社の有無や意向に関わらず、事業の方向性や内容を独自に決定しております。

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