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【開催報告】プラネタリーヘルスプロジェクト「プラネタリーヘルス~持続可能な地球環境を確立するために~」第3回アドバイザリーボード会合(2024年10月24日)

【開催報告】プラネタリーヘルスプロジェクト「プラネタリーヘルス~持続可能な地球環境を確立するために~」第3回アドバイザリーボード会合(2024年10月24日)

日本医療政策機構は、プラネタリーヘルスプロジェクト2024年度第3回アドバイザリーボード会合を2024年10月24日に開催いたしました。

当機構では、プラネタリーヘルスに関する議論を前進させ、人と地球環境の健康に資することを目的に、2022年度にプラネタリーヘルスプロジェクトを立ち上げ、アドバイザリーボードによる議論を進めてきました。2024年度もアドバイザリーボードでの議論をもとに、様々な取り組みを予定しております。

現在、気候変動をはじめ、生物多様性の喪失、環境汚染など多くのプラネタリーヘルスに関する地球規模課題が存在しており、喫緊の対策が必要とされています。日本においても、「持続可能な開発目標(SDGs)実施指針」(2023年12月19日改定)や、第六次環境基本計画(2024年5月21日閣議決定)にプラネタリーヘルスの視点が盛り込まれるなどプラネタリーヘルスに関する注目は高まっています。また2024年6月21日閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針2024」(骨太方針2024)および、「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画2024年改訂版」には気候変動に強靱かつ低炭素で持続可能な保健医療システムの構築を目指した、気候変動と健康に関する変革的行動のためのアライアンス(ATACH: Alliance for Transformative Action on Climate and Health)の取組の促進なども明文化され、この課題を解決していくための具体的な取組みが今後期待されます。自然災害が多く、少子高齢化社会を迎えている日本においても独自の課題をマルチステークホルダーで設定し理解を広めていくことが、今後の議論を深め、課題を解決する上で必要です。


アドバイザリーボードなどで提案された以下の内容について取り組んでおります。

2024年度第3回会合では、アドバイザリーボードメンバーから日本における先駆的な取組みとして、医療機関における温室効果ガス(GHG)排出量の測定と削減に向けた取り組みの一環として、GHG排出量を推定し、削減目標の設定や行動計画の策定を支援するツールが紹介されました。また、事務局からは第2回会合から第3回会合までの間に実施した取組みおよび、今後の活動の方向性について共有し、全体で議論を行いました。事務局からは第2回会合から第3回会合までの間に実施した取組みおよび、今後の活動の方向性について共有し、全体で議論を行いました。

<第3回アドバイザリーボードの様子>

 

■第3回アドバイザリーボード

17:00-17:05 趣旨説明

17:05-17:25 活動状況の共有

17:25-18:55 事務局からの共有と全体討議

18:55-19:00 今後のスケジュール・その他

 

アドバイザリーボードメンバー(敬称略・五十音順)

【産】

有馬 覚(第一三共株式会社 サステナビリティ部 企画グループ)
西場 洋介(ノボ ノルディスク ファーマ株式会社 医療政策・渉外本部 パブリックアフェアーズ&サステナビリティ部)
光武 裕(アストラゼネカ株式会社 ジャパンサステナビリティディレクター)

【官】

井上 肇 (厚生労働省 大臣官房 国際保健福祉交渉官)
前田 光哉(環境省 大臣官房 環境保健部長)
永田 翔(環境省 大臣官房環境保健部 企画課 熱中症対策室 室長)

【学】

鹿嶋 小緒里(広島大学 IDEC 国際連携機構 プラネタリーヘルスイノベーションサイエンス(PHIS)センター長/広島大学大学院 先進理工系科学研究科 環境保健科学研究室 准教授)
近藤 尚己(京都大学 大学院医学研究科 社会健康医学系専攻 社会疫学分野 主任教授)
鈴木 定彦 (北海道大学 ディスティングイッシュトプロフェッサー/北海道大学 人獣共通感染症国際共同研究所 バイオリソース部門 教授/北海道大学 ワクチン研究開発拠点 研究支援部門長・教授/獣医学研究院 先端創薬分野 教授)
中村 桂子(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 国際保健医療事業開発学分野 教授)
南齋 規介(国立研究開発法人国立環境研究所 資源循環領域 領域長)
橋爪 真弘(東京大学大学院 医学系研究科 国際保健政策学 教授)
夫馬 賢治(信州大学 グリーン社会協創機構 特任教授 /株式会社ニューラル CEO)
山野 博哉(国立環境研究所 生物多様性領域上級主席研究員/東京大学 理学系研究科 地球惑星科学専攻 地球惑星物理学科 地球惑星環境学科 教授)
山本 尚子
(国際医療福祉大学 大学院 教授/国際医療協力 センター長)
渡辺 知保(長崎大学 熱帯医学・グローバルヘルス研究科 教授 兼 学長特別補佐(プラネタリーヘルス))

【民】

工藤 泰子(京都気候変動適応センター研究協力者)
菅原 聡(一般社団法人Green innovation 代表理事)
中野 夕香里(公益社団法人 日本看護協会 常任理事)
原口 真(MS&ADインターリスク総研 上席フェロー/MS&ADインシュアランスグループホールディングス TNFD専任SVP)
細川 秀一(公益社団法人 日本医師会 常任理事)
松尾 雄介(公益財団法人 地球環境戦略研究機関 ビジネスタスクフォースディレクター)
渡部 明人(アジア開発銀行 人間社会開発セクター部 保健スペシャリスト)
一般社団法人みどりのドクターズ

【スペシャル・アドバイザー(ユース)】

アジア医学生連絡協議会日本支部(AMSA Japan: Asian Medical Students’ Association Japan)
日本国際保健医療学会学生部会(jagh-s: Japan Association for Global Health, Students Section)

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