【開催報告】第12回地方自治体認知症条例比較研究会(2023年1月12日)
日付:2023年1月26日
タグ: 認知症

日本医療政策機構では認知症未来共創ハブと共催し、「第12回地方自治体認知症条例比較研究会」を開催いたしました。本研究会は、「認知症とともによりよく生きる未来」の実現という理念の下、現行の認知症関連の条例を比較し、そのあるべきプロセスや条例の内容について考えることを目指しています。
本研究会では、2021年3月21日に中間報告書・政策提言「住民主体の認知症政策を実現する認知症条例へ向けて」を公表いたしました。
第12回の研究会では、大阪府富田林市にヒアリングを実施しました。富田林市では、2022年9月に「富田林市認知症と伴にあゆむ笑顔のまち条例」を制定し、2022年10月1日より施行しています。ヒアリングでは、条例制定までのプロセスや議論を通じて条例に込めた理念などを伺いました。富田林市ウェブサイトに記載されている「富田林市認知症と伴にあゆむ笑顔のまち条例」の題字は、条例策定に当たって結成されたワーキングチームのメンバーが1字ずつ書いた文字を集めたもので、「議論を通じてみんなで条例を創り上げた」との想いが込められているそうです。
■概要
日時:2023年1月12日(木)11:00-12:30
形式:オンライン(Zoomウェビナー)
■研究会メンバー(敬称略・五十音順)
栗田 駿一郎(認知症未来共創ハブ 運営委員/日本医療政策機構 マネージャー)
コスガ 聡一(フォトジャーナリスト)
猿渡 進平(認知症未来共創ハブ 運営委員/大牟田市役所 相談支援包括化推進員/白川病院 医療連携室長)
徳田 雄人(認知症未来共創ハブ 運営委員/認知症フレンドシップクラブ 理事)
平井 正明(まほろば倶楽部 代表)
三原 岳(ニッセイ基礎研究所 保険研究部 主任研究員)
※事務局機能は日本医療政策機構が兼任する
■オブザーバー
牛尾 容子(東広島市議会議員)
齋藤 哲(浦安市議会議員)
認知症未来共創ハブ 運営委員
2020年9月30日(水):第1回研究会
2020年10月28日(水):第2回研究会
2020年11月24日(火):第3回研究会
2020年11月27日(金):第4回研究会
2020年12月3日(木):第5回研究会 ヒアリング「滋賀県草津市」
2020年12月9日(水):第6回研究会 ヒアリング「東京都世田谷区」
2020年12月18日(金):第7回研究会 ヒアリング「和歌山県御坊市」
2020年12月22日(火):第8回研究会 ヒアリング「島根県浜田市」
2021年1月26日(火):第9回研究会
2021年8月17日(火):第10回研究会
2022年11月24日(木):第11回研究会
調査・提言ランキング
- 【当事者の声】薬剤耐性 伊東幸子氏 非結核性抗酸菌症(2022年3月18日)
- 【政策提言】「がんゲノム医療」への患者アクセスの改善に向けて(2023年8月10日)
- 【政策提言】プラネタリーヘルスの視点から考える2023年UHC政治宣言に対する期待(2023年9月8日)
- 【調査報告】「働く女性の健康増進に関する調査2018(最終報告)」
- 【緊急提言】少子化時代における我が国の産科医療体制のあり方について(2023年9月15日)
- 【調査報告】メンタルヘルスに関する世論調査(2022年8月12日)
- 【調査報告】「社会経済的要因と女性の健康に関する調査提言」(2023年3月6日)
- 【出版報告】「各都道府県における循環器病対策推進計画の展開と発展に向けて~課題と好事例から考える循環器病対策~」(2023年9月7日)
- 【お知らせ】パンデミック予防・備え・対応に関する国連ハイレベル会合におけるアクションを求める公開書簡に署名(2023年9月12日)
- 【お知らせ】「COP28開催まで100日:大気汚染を議題に盛り込むよう緊急要請する公開書簡」に署名(2023年9月4日)