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【開催報告】「医療システムの持続可能性とイノベーションの両立」シンポジウム~「医療システムの在るべき姿」への期待 調査から見えてきた「医療の質・アクセス・負担・財源」における課題の探求~(2021年1月22日)

【開催報告】「医療システムの持続可能性とイノベーションの両立」シンポジウム~「医療システムの在るべき姿」への期待 調査から見えてきた「医療の質・アクセス・負担・財源」における課題の探求~(2021年1月22日)

日本医療政策機構は、「国民」の医療システムへの理解と期待を深掘りし、持続可能な医療システムについて議論するため、「医療システムの持続可能性とイノベーションの両立」シンポジウム~「医療システムの在るべき姿」への期待 調査から見えてきた「医療の質・アクセス・負担・財源」における課題の探求~を開催しました。

医療システムは国民の生活を安定させる社会基盤の1つです。日本が1961年に国民皆保険制度を確立しユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC: Universal Health Coverage)を達成して以来、日本の医療システムは、世界トップクラスの健康長寿社会を支えてきました。しかしながら、相対的に1人当たりの医療費が大きい高齢者人口の増加や少子化に伴う現役世代人口の減少、医療技術の進歩に伴う革新的ではあるが高額な医療の増加等の諸課題が、現在の医療システムの持続可能性を脅かしています。

我が国の堅牢な医療制度により、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響は先進国と比較して最小限に抑えられています。その礎となった国民皆保険制度を今後も持続可能なものとするためには、医療のコスト、医療の質、そして医療アクセスについて個別に議論するのではなく、あるべき医療は何かという根源的な命題を常に意識しつつ包括的に議論する必要があります。さらに、世代間によって給付と負担の在り方が異なり、医療システムのさらなる改革が求められる今、より広い視野に立った国民的な議論が必要であり、国民の声がより一層反映され、かつ今後の方向性を決めるための議論へ国民が参画できることが求められています。

本シンポジウムでは、当機構が実施した調査で明らかになった、「国民」が考える医療システムの価値について共有し、当分野における産官学民の有識者との議論を通じて、持続可能な医療システムを実現するための選択肢への理解を深めました。また、国民一人一人が医療システムにオーナーシップを持ち、国民が政策決定プロセスへ参画することを促進するため乗り越えなければならない課題も明らかにするべく議論を進めました。

シンポジウムを通じて、「国民」が考える医療システムの価値に基づいた、持続可能な医療システムへの改革の促進を目指しました。

 

今回の議論を基に報告書を作成中です。完成次第こちらのページで公開いたします。

 

■ 概要

日時:2021年122金) 15:00 17:00
会場:Zoomウェビナー形式
主催: 日本医療政策機構(HGPI)
協賛:エドワーズライフサイエンス株式会社、ギリアド・サイエンシズ株式会社、ヤンセンファーマ株式会社

 

■プログラム

開会の辞

  • 西村 康稔(衆議院議員、経済再生担当大臣、全世代型社会保障改革担当大臣、経済財政政策担当大臣)

 

趣旨説明「日本の医療に関する当機構調査概要」

  • マット・マカナニ(日本医療政策機構 シニアマネージャー)

 

基調講演1「全世代型社会保障と政府が見据える日本の将来」

  • 榎本 健太郎(厚生労働省 大臣官房 審議官(医療保険担当))

 

基調講演2「人口減少社会とこれからの医療・社会保障」

  • 広井 良典(京都大学こころの未来研究センター教授)

 

パネルディスカッション「国民」の声を届けながらよりよい社会を構築するか

パネリスト:

  • 今村 聡(日本医師会 副会長)
  • 榎本 健太郎(厚生労働省 大臣官房 審議官(医療保険担当))
  • 大井 賢一(認定特定非営利活動法人がんサポートコミュニティー事務局長/プログラムディレクター)
  • 髙島 宏平(公益社団法人 経済同友会 負担増世代が考える社会保障改革委員会 委員長/オイシックス・ラ・大地株式会社 代表取締役社長)
  • 広井 良典(京都大学こころの未来研究センター教授)

モデレーター:

  • 近藤 由衣子(日本医療政策機構 シニアアソシエイト)

閉会の辞

  • 黒川 清(日本医療政策機構 代表理事)

 

 

■「医療システムの持続可能性とイノベーションの両立」プロジェクト関連イベント(開催日順)

2019年10月16日 第1回「医療システムの持続可能性とイノベーションの両立」タスクフォース会合:支出の効率性を高める取り組み

2019年11月5日 専門家フォーラム 社会保障を問い直す:これからの公的医療サービスの給付と負担の在り方~マルチステークホルダーが目指す国民皆保険制度~

2019年11月18日 第2回「医療システムの持続可能性とイノベーションの両立」タスクフォース会合:研究開発にかかる経費を効率的に管理するとともに、市場アクセスを改善する取り組み

2019年12月12日 第3回「医療システムの持続可能性とイノベーションの両立」タスクフォース会合:イノベーションのさらなる促進ためのプッシュ型およびプル型インセンティブの開発・普及

2020年1月16日 第4回「医療システムの持続可能性とイノベーションの両立」タスクフォース会合:より良い政策討議のための情報基盤/データ基盤の強化

2020年2月17日 第5回「医療システムの持続可能性とイノベーションの両立」タスクフォース会合:医療システムを支える財源や支払いメカニズム

2020年3月16日 第6回「医療システムの持続可能性とイノベーションの両立」タスクフォース会合:Value Based Medicineの考え方と手法

2020年6月2日 専門家ラウンドテーブル・ディスカッション 人生100年時代の社会保障~COVID19による有事から考える、アフターコロナに求められる健康医療の在り方~:第1回「優れた医療へのアクセスを維持して無駄を削減するための取り組み」

2020年6月4日 専門家ラウンドテーブル・ディスカッション 人生100年時代の社会保障~COVID19による有事から考える、アフターコロナに求められる健康医療の在り方~:第2回「これからの国民の健康づくりのために求められる投資」

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