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【開催報告】第4回「医療システムの持続可能性とイノベーションの両立」タスクフォース会合:より良い政策討議のための情報基盤/データ基盤の強化(2020年1月16日)

【開催報告】第4回「医療システムの持続可能性とイノベーションの両立」タスクフォース会合:より良い政策討議のための情報基盤/データ基盤の強化(2020年1月16日)

日本医療政策機構は「第4回『医療システムの持続可能性とイノベーションの両立』タスクフォース会合:より良い政策討議のための情報基盤/データ基盤の強化」を開催いたしました。

日本が1961年に国民皆保険制度を確立してユニバーサル・ヘルス・カバレッジを達成して以来、日本の医療保険制度は、世界トップクラスの健康長寿社会を支えてきました。さらなる人口の高齢化と継続する少子化は、「人生100年時代」における全世代型の社会保障制度を構築し、同時に医療イノベーションを促進して健康長寿社会を実現するための日本の取組みを諸外国に示すことができる大きな機会となります。

その制度の構築を支えるために、当機構は「医療システムの持続可能性とイノベーションの両立」プロジェクトの一環としてタスクフォースを設立しました。本タスクフォースは医療システムの政策オプションに関する有識者報告書を2020年度に出版する予定です。

第4回タスクフォース会合では、日本の医療システムにおけるビッグデータ、データベースの現状や意義について議論がなされました。また、健康上のアウトカム向上と費用に関する研究を進める上で、マスターデータの適切な改善が不可欠であるとの認識が共有されました。

■概要
講演「より良い政策討議のための情報基盤/データ基盤の強化」
清水 央子(東京大学大学院薬学系研究科 ITヘルスケア社会連携講座 特任准教授)

タスクフォース・ディスカッション
タスクフォース・メンバー(五十音順):
五十嵐 中(横浜市立大学 医学群(健康社会医学ユニット)准教授/東京大学大学院 薬学系研究科 医薬政策学 客員准教授/日本医療政策機構 フェロー)
市川 衛(日本放送協会(NHK) 制作局第6制作ユニット新領域開発 チーフ・ディレクター)
梅津 光生(早稲田大学 医療レギュラトリーサイエンス研究所 所長)
小黒 一正(法政大学 経済学部 教授)
齋藤 直一(ヤンセンファーマ株式会社 ポリシーインテリジェンス部 部長)
桜井 なおみ(キャンサー・ソリューションズ株式会社 代表取締役社長)
長瀬 敏雄(ギリアド・サイエンシズ株式会社 執行役員 ガバメント・アフェアーズ シニアディレクター)
中村 洋(慶應義塾大学大学院 経営管理研究科 教授)
原田 明久(ファイザー株式会社 代表取締役社長)
吉井 弘和(社会保険診療報酬支払基金 理事長特任補佐)

       

オブザーバー:
川口 俊徳(経済産業省 商務・サービスグループ ヘルスケア産業課 企画官)

モデレーター:
清水 央子(東京大学大学院薬学系研究科 ITヘルスケア社会連携講座 特任准教授)
菅原 丈二(日本医療政策機構 シニアアソシエイト)

 

 

■2019年度に開催した関連イベント(開催日順)
2019年10月16日 第1回「医療システムの持続可能性とイノベーションの両立」タスクフォース会合:支出の効率性を高める取り組み

2019年11月5日 専門家フォーラム 社会保障を問い直す:これからの公的医療サービスの給付と負担の在り方~マルチステークホルダーが目指す国民皆保険制度~

2019年11月18日 第2回「医療システムの持続可能性とイノベーションの両立」タスクフォース会合:研究開発にかかる経費を効率的に管理するとともに、市場アクセスを改善する取り組み

2019年12月12日 第3回「医療システムの持続可能性とイノベーションの両立」タスクフォース会合:イノベーションのさらなる促進ためのプッシュ型およびプル型インセンティブの開発・普及

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