【開催報告】第3回「医療システムの持続可能性とイノベーションの両立」タスクフォース会合:イノベーションのさらなる促進ためのプッシュ型およびプル型インセンティブの開発・普及(2019年12月12日)
日付:2020年1月13日
日本医療政策機構は「第3回『医療システムの持続可能性とイノベーションの両立』タスクフォース会合:イノベーションのさらなる促進ためのプッシュ型およびプル型インセンティブの開発・普及」を開催いたしました。
日本が1961年に国民皆保険制度を確立してユニバーサル・ヘルス・カバレッジを達成して以来、日本の医療保険制度は、世界トップクラスの健康長寿社会を支えてきました。さらなる人口の高齢化と継続する少子化は、「人生100年時代」における全世代型の社会保障制度を構築し、同時に医療イノベーションを促進して健康長寿社会を実現するための日本の取組みを諸外国に示すことができる大きな機会となります。
その制度の構築を支えるために、当機構は「医療システムの持続可能性とイノベーションの両立」プロジェクトの一環としてタスクフォースを設立しました。本タスクフォースは医療システムの政策オプションに関する有識者報告書を2020年度に出版する予定です。
第3回タスクフォース会合では、日本の医療システムにおける研究開発促進のためのプッシュ型およびプル型インセンティブの多様な在り方について議論しました。日本における研究開発を活気づける上での限られた資源をどのように分配するか判断するための哲学、プッシュ型およびプル型インセンティブ、そして逆プッシュ型および逆プル型のインセンティブについて議論がなされました。
■概要
講演「イノベーションのさらなる促進ためのプッシュ型およびプル型インセンティブの開発・普及」
中村 洋(慶應義塾大学大学院 経営管理研究科 教授)
タスクフォース・ディスカッション
タスクフォース・メンバー(五十音順):
五十嵐 中(横浜市立大学 医学群(健康社会医学ユニット)准教授/東京大学大学院 薬学系研究科 医薬政策学 客員准教授/日本医療政策機構 フェロー)
市川 衛(日本放送協会(NHK) 制作局第3ユニット科学 チーフ・ディレクター)
今村 聡(日本医師会 副会長)
小黒 一正(法政大学 経済学部 教授)
齋藤 直一(ヤンセンファーマ株式会社 ポリシーインテリジェンス部 部長)
清水 央子(東京大学大学院薬学系研究科 ITヘルスケア社会連携講座 特任准教授)
長瀬 敏雄(ギリアド・サイエンシズ株式会社 執行役員 ガバメント・アフェアーズ シニアディレクター)
宮原 京子(ファイザー株式会社 コーポレートアフェアーズ・ヘルスアンドバリュー本部 執行役員 本部長)
吉井 弘和(社会保険診療報酬支払基金 理事長特任補佐)
モデレーター:
中村 洋(慶應義塾大学大学院 経営管理研究科 教授)
菅原 丈二(日本医療政策機構 シニアアソシエイト)
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