【開催報告】医療システムの未来プロジェクト 第3回医療改革推進メディアセミナー&ワークショップ-日本の医療政策課題について改めて考え、意見交換を行う-(2022年12月23日)
日付:2023年1月23日
日本医療政策機構は12月23日(金)、第3回医療改革推進メディアセミナー&ワークショップ-日本の医療政策課題について改めて考え、意見交換を行う-を開催しました。
本セミナーは全3回に渡って開催され、有識者とメディア関係者の意見交換を通じて、保健医療のデジタル化を見据えた現在の日本における保健医療システム・社会保障の本質を国民が正しく理解することを目指しています。過去2回の開催では、オランダ保健福祉スポーツ省のJacqueline Hoogendam氏や慶應義塾大学医学部 特任准教授の野村周平氏、元経産省、東京大学未来ビジョン研究センター 客員教授の西山圭太氏にご登壇いただき、日本やオランダの医療DXの現状や、日本の医療システム改革に向けた課題などについてプレゼンテーションいただき、医療DXの現状について議論を深めてまいりました。
そして、最終回となる第3回は、慶應義塾大学医学部 教授の宮田裕章氏より「Better Co-Being 保健医療システムの未来に向けたビジョン」をテーマにご講演いただきました。その後に行われた質疑応答及びワークショップでは、過去にご講演いただいた野村周平氏、西山圭太氏にもご参加いただき、参加者と登壇者間で医療DXによる国民の行動変容や、医療DX推進に向けたボトルネックについて、DX推進の基盤となる課題などについて活発な議論や情報共有が繰り広げられました。
当日の議論内容については、別途、論点抽出のうえ、まとめて資料を作成する予定です。
【開催概要】
- 日時:2022年12月23日(水)16:30-18:00
- 言語:日本語
【プログラム】(敬称略)
進行:乗竹 亮治(日本医療政策機構理事 事務局長/CEO)
16:30-16:40 趣旨説明 第1、2回の振り返り
乗竹 亮治(日本医療政策機構理事 事務局長/CEO)
16:40-16:50 プレゼンテーション
「Better Co-Being保健医療システムの未来に向けたビジョン」
宮田 裕章(慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室 教授)
16:50-17:50 ワークショップ(質疑応答&意見交換)
17:50-18:00 総括
乗竹 亮治(日本医療政策機構理事 事務局長/CEO)
■プロフィール
宮田 裕章(慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室 教授)
1978年生まれ、慶應義塾大学 医学部教授。2003年東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻修士課程修了。同分野保健学博士(論文)早稲田大学人間科学学術院助手、東京大学大学院医学系研究科 医療品質評価学講座助教を経て、2009年4月東京大学大学院医学系研究科医療品質評価学講座准教授、2014年4月同教授(2015年5月より非常勤)、2015年5月より慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室 教授、2020年12月より大阪大学医学部招へい教授。
【社会的活動】
2025年日本万国博覧会テーマ事業プロデューサー、うめきた2期アドバイザー厚生労働省 データヘルス改革推進本部アドバイザリーボードメンバー新潟県 健康情報管理監、神奈川県Value Co-Creation Officer国際文化会館 理事
■関連項目
【開催報告】シンポジウム 医療システムの未来プロジェクト「将来に耐えうる保健医療システムの構築~保健医療システムの持続可能性と強靭性を強化する次のステップ~」(2022年5月17日)
【開催報告】医療システムの未来プロジェクト 第1回医療改革推進メディアセミナー&ワークショップ-日本の医療界における現状と課題の正しい理解-(2022年10月31日)
【開催報告】医療システムの未来プロジェクト 第2回医療改革推進メディアセミナー&ワークショップ –日本の医療政策課題について改めて考え、意見交換を行う–(2022年12月14日)
調査・提言ランキング
- 【調査報告】メンタルヘルスに関する世論調査(2022年8月12日)
- 【政策提言】腎疾患対策推進プロジェクト2024「労働世代における慢性腎臓病(CKD)対策の強化にむけて」~健診スクリーニング、医療機関受診による早期発見、早期介入の重要性~(2024年10月28日)
- 【調査報告】日本の看護職者を対象とした気候変動と健康に関する調査(最終報告)(2024年11月14日)
- 【政策提言】保健医療分野における気候変動国家戦略(2024年6月26日)
- 【政策提言】肥満症対策推進プロジェクト2023「患者・市民・地域が参画し、協働する肥満症対策の実装を目指して」(2024年4月8日)
- 【調査報告】「働く女性の健康増進に関する調査2018(最終報告)」
- 【調査報告】「2023年 日本の医療の満足度、および生成AIの医療応用に関する世論調査」(2024年1月11日)
- 【調査報告】「子どもを対象としたメンタルヘルス教育プログラムの構築と効果検証」報告書(2022年6月16日)
- 【調査報告】日本の看護職者を対象とした気候変動と健康に関する調査(速報版)(2024年9月11日)
- 【調査報告】 日本の医師を対象とした気候変動と健康に関する調査(2023年12月3日)
注目の投稿
-
2024-10-28
【申込受付中】(ハイブリッド開催)公開シンポジウム「患者・当事者ニーズに基づく循環器病対策の推進に向けて~第2期循環器病対策推進計画をより実行性のあるものにしていくために~」(2024年11月22日)
-
2024-11-01
【申込受付中】認知症未来共創ハブ 報告会2024 〜活動の軌跡と未来を描く対話〜(2024年12月3日)
-
2024-11-08
【申込受付中】(ハイブリッド開催)肥満症対策推進プロジェクト 公開シンポジウム「社会課題として考える肥満症対策~市民主体の政策実現に向けて~」(2024年12月4日)
-
2024-11-11
【論点整理】専門家会合「少子化時代における持続可能な周産期医療提供体制の確立に向けて」(2024年11月11日)
-
2024-11-14
【調査報告】日本の看護職者を対象とした気候変動と健康に関する調査(最終報告)(2024年11月14日)