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【開催報告】医療システムの未来プロジェクト 第2回医療改革推進メディアセミナー&ワークショップ -日本の医療政策課題について改めて考え、意見交換を行う-(2022年12月14日)

【開催報告】医療システムの未来プロジェクト 第2回医療改革推進メディアセミナー&ワークショップ -日本の医療政策課題について改めて考え、意見交換を行う-(2022年12月14日)

日本医療政策機は12月14日(水)、第2回医療改革推進メディアセミナー&ワークショップ -日本の医療政策課題について改めて考え、意見交換を行う- を開催しました。

本セミナーは全3回に渡って開催され、有識者とメディア関係者の意見交換を通じて、保健医療のデジタル化を見据えた現在の日本における保健医療システム・社会保障の本質を国民が正しく理解することを目指しています。第1回は、慶應義塾大学医学部 特任准教授の野村周平氏、オランダ保健福祉スポーツ省の Jacqueline Hoogendam氏をゲストに招き、日本及びオランダにおける医療 DX の現状についてプレゼンテーションいただきました。

第2回となる今回のメディアセミナー&ワークショップでは、東京大学未来ビジョン研究センター 客員教授/元経済産業省商務情報政策局長の西山圭太氏より、「医療のシステム改革を構想するための視点は何か/DXはそれとどう関わるのか」と題して、産業構造的に医療システムを捉え、政策を段階的にコーディネーションする重要性についてご講演いただきました。また、第1回に引き続き、野村周平氏より、「日本の医療システムの未来:もっと主体的に健康に、もっとオーダーメイドな医療サービスへ」と題して、現在断片的に散在する個人の健康に関する情報を、それぞれ紐づけることで相互運用性を高め、より個人のニーズに合った保健医療システムの実現についてご講演いただきました。

その後に行われた、質疑応答及び、ワークショップでは、参加者と登壇者間で、医療現場におけるDX推進の具体的手法とその抑止力となっている要因について、今後の医療の目指す先と医療DXの役割、また感染症法の改定により突合が決定した保健医療データの種類に関する課題などについて活発な議論が繰り広げられました。

当日の議論内容については、別途、論点抽出のうえ、まとめて資料を作成する予定です。

 

【開催概要】

  • 日時:2022年12月14日(水)16:30-18:00
  • 言語:日本語


【プログラム】
(敬称略)

進行:乗竹 亮治(日本医療政策機構理事 事務局長/CEO)

16:30-16:35 趣旨説明
乗竹 亮治(日本医療政策機構理事 事務局長/CEO)

16:35-17:20 プレゼンテーション
1)医療のシステム改革を構想するための視点は何か/DXはそれとどう関わるのか
西山 圭太(東京大学未来ビジョン研究センター 客員教授)

2)日本の医療システムの未来:もっと主体的に健康に、もっとオーダーメイドな医療サービスへ
野村 周平(慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室 特任准教授)

17:20-17:55 ワークショップ(質疑応答&意見交換)

17:55-18:00 クロージング

 

プロフィール

西山 圭太(東京大学未来ビジョン研究センター 客員教授)
東京大学法学部卒業後、通商産業省入省。オックスフォード大学哲学・政治学・経済学コース修了。株式会社産業革新機構執行役員、経済産業大臣官房審議官(経済産業政策局担当)、東京電力ホールディングス株式会社取締役、経済産業省商務情報政策局長などを歴任。日本の経済・産業システムの第一線で活躍したのち、2020年退官。株式会社経営共創基盤シニア・エグゼクティブ・フェロー。三井住友海上火災保険株式会社顧問。著書に「DXの思考法」(文藝春秋)がある。

野村 周平(慶應義塾大学医学部 医療政策・管理学教室 特任准教授)
1988年、神奈川県生まれ。2011年東京大学卒業後(薬学)、2013年同大大学院修士課程修了(国際保健学)。国連開発計画(UNDP)タジキスタン事務所、世界保健機関(WHO)ジュネーブ本部でのインターンを経て、2016年インペリアル・カレッジ・ロンドン公衆衛生大学院博士課程修了(疫学/生物統計学)。同年東京大学大学院国際保健政策学教室助教に着任(2019年より非常勤)。2019年に慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室特任准教授に着任。米国ワシントン大学保健指標・保健評価研究所(IHME)との連携のもと、世界の疾病負荷研究(Global Burden of Disease)に日本のフォーカルポイントとして参画している。2018年よりビル&メリンダ・ゲイツ財団日本事務所コンサルタント、2019年よりドイツの国際保健政策アドバイザリー組織SEEK Developmentコンサルタントを務める。2021年、栄養サミットのコミットメントを追跡評価するグローバル栄養報告(Global Nutrition Report)の専門家パネルに就任。2022年、日本が議長国として主催する2023年G7広島サミットの国際保健アジェンダを検討する「G7グローバルヘルス・タスクフォース」構成員に就任。専門は国際保健政策・外交、疾病負荷、災害・健康危機管理、栄養科学。

 

関連項目

【開催報告】シンポジウム 医療システムの未来プロジェクト「将来に耐えうる保健医療システムの構築~保健医療システムの持続可能性と強靭性を強化する次のステップ~」(2022年5月17日)

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