【開催報告】グローバルヘルス・エデュケーション・プログラム(G-HEP)2021-2022 グローバルヘルス・アカデミー第4回講義「ヘルステクノロジー」(2021年5月12日)
日付:2021年6月2日
タグ: グローバルヘルス

グローバルヘルス若手人材育成のためのグローバルヘルス・エデュケーション・プログラム(G-HEP: Global Health Education Program)の第4回講義を開催し、東京大学ジャパンバイオデザインの前田祐二郎氏(共同ディレクター)をお招きしました。今回は、「ヘルステクノロジー」をテーマに講義を実施しました。
前半では、2001年にスタンフォード大学で誕生したバイオデザインプログラムの概念を紹介し、Identify(医療現場の未解決ニーズの特定)、Invent(問題を解決する医療デバイスの開発)、Implement(事業化を通じたイノベーションの実現)というバイオデザインの3つのフェーズについて説明しました。
後半では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に照らして開発された医療機器やAIテクノロジーを紹介しました。3Dプリンターによる人工呼吸器やAIを使った医療用画像処理技術など、日本国内においてもCOVID-19に対応した最先端のテクノロジーが多く開発されています。一方で、パンデミックにより、政府とヘルステクノロジーの専門家のより積極的な協力が必要だということがわかりました。
次の講義(グローバルヘルス)は2021年6月9日に開催します。
■プログラム(講義):
第1回 タイのヘルスシステムとCOVID-19(終了)
第2回 日本のヘルスシステムとCOVID-19(終了)
第3回 コミュニティヘルス(終了)
第4回 ヘルステクノロジー(終了)
第5回 グローバルヘルス
第6回 移民のヘルス
第7回 量的質的研究手法
第8回 政策提言とアドボカシー
グローバルヘルス・エデュケーション・プログラム(G-HEP: Global Health Education Program)は、日本医療政策機構とタイ・マヒドン大学公衆衛生学部の共同プログラムです。
■マヒドン大学について
マヒドン大学は、タイにおける医学教育を牽引する大学であり、公衆衛生学について国内で初めて専門的に取り組み始めた学術機関です。
ビジョン:
2021年までにヘルスリテラシーに精通した専門家をASEAN諸国に輩出し、各国の人々の健康を促進する
ミッション:
1. ヘルスリテラシーに精通した専門家になることにより、成果に基づく公衆衛生教育を提供する
2. 公衆衛生教育、統合的かつ革新的な研究、健康と長寿および人類の発展を促進し、優れた意思決定に基づく専門的な学術に基づく知見を提供するリーダーを育成する
調査・提言ランキング
- 【論点整理】ラウンドテーブル・ディスカッション「社会課題としての更年期女性の健康推進」(2024年11月19日)
- 【政策提言】「災害級の暑さ」への備えを骨太の方針2025に(2025年6月9日)
- 【調査報告】「2025年 日本の医療に関する世論調査」(2025年3月17日)
- 【政策提言】成長戦略としての「プラネタリーヘルス」の統合に向けて~新しい資本主義実行計画(2025年改訂版)への提案~(2025年6月9日)
- 【調査報告】メンタルヘルスに関する世論調査(2022年8月12日)
- 【政策提言】「がん遺伝子パネル検査への患者アクセス保障と保険外併用療養費制度活用にあたっての留意点」(2025年4月28日)
- 【調査報告】「働く女性の健康増進に関する調査2018(最終報告)」
- 【論点整理】血液疾患対策推進プロジェクト「血液疾患対策の推進に向けた現状の課題と展望」(速報版)(2025年6月13日)
- 【政策提言】フェローによる政策提言プラットフォームプロジェクト「日本における『医薬品の費用対効果評価』のより良い活用に向けて」(2025年5月7日)
- 【政策提言】肥満症対策推進プロジェクト2023「患者・市民・地域が参画し、協働する肥満症対策の実装を目指して」(2024年4月8日)
注目の投稿
-
2025-01-31
【提言】フェローによる政策提言プラットフォームプロジェクト「日本の国際保健政策と国内プロセス」報告書(2025年1月31日)
-
2025-07-04
【申込受付中】(オンライン開催)第136回HGPIセミナー「精神保健研究におけるPPIの現在地とこれから ― TOGETHERプロジェクトに学ぶ共創のかたち ―」(2025年7月28日)
-
2025-07-04
【開催報告】循環器病対策推進プロジェクト オンライングローバルシンポジウム 「アジア・太平洋地域の政策事例とともに考える、これからの循環器病対策」(2025年3月13日)
-
2025-07-04
【HGPI政策コラム】(No.62)―認知症プロジェクトよりー「国際社会の認知症施策の現在地 2025」
-
2025-07-04
【政策提言】フェローによる政策提言プラットフォームプロジェクト「日本における『医薬品の費用対効果評価』のより良い活用に向けて」(2025年5月7日)