【開催報告】キックオフシンポジウム「“脳の健康”に対する社会的投資を考える」(2026年4月6日)
日付:2026年6月11日
タグ: 認知症
日本医療政策機構では2026年4月6日にキックオフシンポジウム「“脳の健康”に対する社会的投資を考える」を開催しました。本シンポジウムは「ブレインキャピタル(Brain Capital)」という国際社会で注目され始めている概念を軸に、脳の健康に対するアプローチが単なる社会のコストではなく、未来の日本社会に対する投資であると明確に位置付けることを目指しました。ブレインキャピタルとは、生涯を通じて蓄積・強化できる「脳の健康」と「脳のスキル」の総体を指し、生産性やイノベーション、社会の持続可能性を支える基盤的な資産です。脳は個人の資産であると同時に、社会全体で守り育てるべき共有の基盤でもあります。この認識に立てば、脳の健康への投資は、個人の能力開発にとどまらず、誰一人取り残さない社会の実現への投資として位置づけられます。
一方で、脳の健康への社会的投資が「投資効率の高い人」に偏れば、真の意味での社会基盤への投資とは言えません。本シンポジウムでは、誰もが尊厳を保ち社会参加を続けられる共生社会の構築とブレインキャピタルへの戦略的投資を、いかに統合し得るかについて問いました。さらに、こうした包摂的な視点に立ちながら、脳の健康を取り巻く今後のイノベーションに向けた研究基盤の強化や社会実装・産業展開への期待を議論しました。
本シンポジウムを通じて、国や自治体、アカデミア、産業界等とともに今後の社会を見据え、ブレインキャピタルをめぐる国際的な議論に日本の経験を接続し、包摂的で持続可能な社会の実現に向けた議論の基盤を築きました。
議論の詳細は末尾の報告書をご覧ください。
【開催概要】
- 日時:2026年4月6日(月)09:00-12:30
- 形式:対面/オンライン(Zoomウェビナー)
- 会場:帝国ホテル東京本館4階 桜の間(東京都千代田区内幸町1-1-1)
- 言語:日本語および英語(同時通訳あり)
- 参加費:無料
- 定員:対面50名/オンライン 500名
- 主催:日本医療政策機構(HGPI)
- 協賛:大塚製薬株式会社、日本イーライリリー株式会社、SOMPOホールディングス株式会社
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