【開催報告】第2回 ラウンドテーブル・ディスカッション AMR対策の数値目標を検討するラウンドテーブル~次期AMR対策アクションプランにおける適切な成果指標の設定を目指して~(2021年6月30日)
日付:2021年8月16日
タグ: AMR
AMRアライアンス・ジャパン(事務局:日本医療政策機構)は、「第2回 ラウンドテーブル・ディスカッション AMR対策の数値目標を検討するラウンドテーブル~次期AMR対策アクションプランにおける適切な成果指標の設定を目指して~」を開催いたしました。
毎年、世界中で少なくとも約70万人もの人が薬剤耐性菌感染症により死亡していると考えられています。このまま対策が取られなければ、2050年には年間死亡者数は1,000万人にまで上昇するとの予測もあり、 世界規模で薬剤耐性(AMR: Antimicrobial Resistance)対策が進められています。
我が国の「AMR対策アクションプラン2016–2020」(以下、AMRアクションプラン)は6つの分野ごとに目標を掲げ、AMRアクションプラン全体を通しての数値目標を成果指標として設定しています。AMRアクションプランの数値目標は、AMR対策を推進させた一方で、抗菌薬の過剰な使用抑制に繋がる恐れがあり、その数値の妥当性は議論されている状況です。
また、2021年度以降のAMR対策アクションプランは、2021年6月現在、未確定の状況です。
本ラウンドテーブル・ディスカッションでは、2021年度以降のAMR対策の成果指標(数値目標)を設定する上での論点を整理することを目的としました。
■概要
日時:2021年6月30日(水)
形式:オンライン(Zoomミーティング)
主催:AMRアライアンス・ジャパン(事務局:特定非営利活動法人 日本医療政策機構)
■プログラム
開会
本田 顕子(参議院議員)
発表
「次期アクションプランのヒト分野の数値目標」について
舘田 一博(一般社団法人 日本臨床微生物学会 理事長/東邦大学 医学部 微生物・感染症学講座 教授)
「次期アクションプランの動物分野の数値目標」について
浅井 鉄夫(岐阜大学大学院連合獣医学研究科 教授)
ラウンドテーブルディスカッション
次期アクションプランにおける数値目標の設定にかかる論点
モデレーター:
柴田倫人(日本医療政策機構 マネージャー)
【開催報告】第1回 ラウンドテーブル・ディスカッション AMR対策の数値目標を検討するラウンドテーブル~次期AMR対策アクションプランにおける適切な成果指標の設定を目指して~(2021年6月21日)>
調査・提言ランキング
- 【調査報告】日本の保健医療分野の団体における気候変動と健康に関する認識・知識・行動・見解:横断調査(2025年11月13日)
- 【政策提言】「脳の健康」を取り巻く政策への戦略的投資が拓く「日本再起」への提言-新政権への期待-(2025年12月1日)
- 【調査報告】「2025年 日本の医療に関する世論調査」(2025年3月17日)
- 【論点整理】社会課題としての肥満症対策~肥満症理解の推進と産官学民連携を通じた解決に向けて~(2025年8月21日)
- 【政策提言】腎疾患対策推進プロジェクト「慢性腎臓病(CKD)対策の強化に向けて~CKDにおける患者・当事者視点の健診から受療に関する課題と対策~」(2025年7月9日)
- 【調査報告】「働く女性の健康増進に関する調査2018(最終報告)」
- 【調査報告】メンタルヘルスに関する世論調査(2022年8月12日)
- 【調査報告】「2023年 日本の医療の満足度、および生成AIの医療応用に関する世論調査」(2024年1月11日)
- 【政策提言】保健医療分野における気候変動国家戦略(2024年6月26日)
- 【政策提言】メンタルヘルスプロジェクト「メンタルヘルス領域における3つの論点に対する提言」(2025年7月4日)



