【開催報告】第1回 ラウンドテーブル・ディスカッション AMR対策の数値目標を検討するラウンドテーブル~次期AMR対策アクションプランにおける適切な成果指標の設定を目指して~(2021年6月21日)
日付:2021年8月16日
タグ: AMR

AMRアライアンス・ジャパン (事務局:日本医療政策機構)は、「第1回 ラウンドテーブル・ディスカッション AMR対策の数値目標を検討するラウンドテーブル~次期AMR対策アクションプランにおける適切な成果指標の設定を目指して~」を開催いたしました。
毎年、世界中で少なくとも約70万人もの人が薬剤耐性菌感染症により死亡していると考えられています。このまま対策が取られなければ、2050年には年間死亡者数は1,000万人にまで上昇するとの予測もあり、 世界規模で薬剤耐性(AMR: Antimicrobial Resistance)対策が進められています。
我が国の「AMR対策アクションプラン2016–2020」(以下、AMRアクションプラン)は6つの分野ごとに目標を掲げ、AMRアクションプラン全体を通しての数値目標を成果指標として設定しています。AMRアクションプランの数値目標は、AMR対策を推進させた一方で、抗菌薬の過剰な使用抑制に繋がる恐れがあり、その数値の妥当性は議論されている状況です。
また、2021年度以降のAMR対策アクションプランは、2021年6月現在、未確定の状況です。
本ラウンドテーブル・ディスカッションでは、AMR対策アクションプラン2016–2020を振り返り、AMR対策の成果指標(数値目標)設定の経緯及び評価を議論しました。
■概要
日時:2021年6月21日(月)
形式:オンライン(Zoomミーティング)
主催:AMRアライアンス・ジャパン(事務局:特定非営利活動法人 日本医療政策機構)
■プログラム
開会・趣旨説明
Matt McEnany (特定非営利活動法人 日本医療政策機構 シニアマネージャー)
発表
「NAP(2016-2020)の成果と今後の課題」について
渡邉 治雄 (国立感染症研究所名誉所員/薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会 座長)
AMR 対策アクションプラン 2016–2020 を振り返る
大曲 貴夫(国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院 国際感染症センター センター長/国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院AMR臨床リファレンスセンター センター長)
ラウンドテーブルディスカッション
AMR 対策アクションプラン 2016–2020 の振返り 主な論点: AMR 対策アクションプラン 2016–2020 における数値目標設定の経緯 及び評価
モデレーター:
柴田倫人 (日本医療政策機構 マネージャー)
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