【パブリックコメント提出】グリーンイノベーション基金事業「廃棄物・資源循環分野におけるカーボンニュートラル実現」研究開発・社会実装計画(改定案)(2026年3月25日)
日付:2026年4月3日
タグ: プラネタリーヘルス
日本医療政策機構(HGPI: Health and Global Policy Institute)は、環境省が公表したグリーンイノベーション基金事業「廃棄物・資源循環分野におけるカーボンニュートラル実現」研究開発・社会実装計画の改定案に対して、パブリックコメントを提出しました。本件に関する意見募集は、2026年2月24日から3月26日まで実施されました。
グリーンイノベーション基金事業は、日本政府が掲げる「2050年カーボンニュートラル」の実現に向け、エネルギー・産業部門の構造転換と大胆なイノベーション投資を後押しするために創設された事業です。国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO: New Energy and Industrial Technology Development Organization)に造成された基金を活用し、野心的かつ具体的な目標を掲げる企業等に対して、最長10年間にわたり、研究開発・実証から社会実装までを継続的に支援する仕組みとなっています。
本改定案は、同基金事業において、廃棄物・資源循環分野におけるカーボンニュートラル実現に向けた研究開発および社会実装の方向性を示すものです。廃棄物処理に伴う温室効果ガス排出の削減や、資源循環の高度化に向けた技術開発・実装の推進が主な論点として示されています。
低炭素かつ持続可能な保健医療システムの構築が、国際的にも国内的にも重要性を増している昨今、日本においても保健医療・介護分野の資源循環を加速させる取組が求められています。そのためには、グリーンイノベーション基金事業が技術開発を推進するとともに、日本の保健医療システムの強靭化と脱炭素にも寄与する「プラネタリーヘルス」の実践を牽引するものとなることが望まれます。
当機構からは、このような背景を踏まえ、以下の視点を提案しました。
パブリックコメントのポイント
- 感染性廃棄物の安全確保を前提としつつ、医療廃棄物については処理段階だけでなく、発生抑制や分別の高度化を推進すること
- 焼却・排ガス対策に加え、グリーン調達や上流での発生抑制を明記し、医療・介護分野における環境負荷軽減を進めること
- 医療機関を重点的な社会実装・実証フィールドとして位置付け、脱炭素と適正処理を一体的に推進すること
当機構では引き続き、知見の提供や対話の促進を通じて、プラネタリーヘルスの推進に貢献すべく、政策提言および関係団体との連携を進めてまいります。
本件に関する意見の募集はすでに終了しています。
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