【開催報告】「医療政策サミット2016」
日付:2016年3月3日
「世界をリードする、医療改革への道筋」
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医療界、アカデミア、政府、企業、メディアなどから医療政策に関わるトップリーダーが一同に会し、「持続可能性」、「グローバル」、そして、それを踏まえた「医療の未来」という3つの切り口から、これらに向き合うビジョンや喫緊の課題について議論いたしました。
セッション1. 医療の持続可能性
限られた財源をできる限り効率的に使い、同時に医療の質と安全性を高めるためにはどうしたら良いのか。イノベーションと持続可能性をどう両立したらよいのか。このセッションでは、公的医療費の規模と範囲、医療財源、医療費のコントロールなどの改革のアジェンダを中心に議論を深めました。2016年度診療報酬改定を直前に控え、持続可能性という医療政策の喫緊の課題について、厚生労働省と財務省の幹部、そしてエコノミストによるプロボカティブな議論が展開されました。
宇波 弘貴
財務省 主計局主計官 厚生労働担当
武田 俊彦
厚生労働省 政策統括官 社会保障担当
ロバート・アラン・フェルドマン
モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 チーフ・エコノミスト、マネージング・ディレクター
モデレーター
小山田 万里子
日本医療政策機構 シニアマネージャー
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セッション2. グローバルヘルス: G7サミットとその後
5月に主要国首脳会議(G7)が、9月には保健大臣会合が開催される2016年は、日本が「グローバル・ヘルス・リーダー」として世界の保健医療水準の向上にさらに貢献する大きな節目の年になることが期待されています。グローバルな貢献は日本にとってどのような意味を持つのか、またそれを実現するための、グローバル人材の育成や健康危機管理などについて、日本を代表する国際保健政策学のエキスパート、政府のグローバル戦略官らが議論を深めました。
渋谷 健司
鈴木 康裕
厚生労働省 大臣官房 技術総括審議官・グローバルヘルス戦略官
米山 芳春
独立行政法人 国際協力機構 人間開発部次長 兼 保健第二グループ長
モデレーター
アン・スミス
日本医療政策機構 マネージャー
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セッション3. 医療の未来
医療政策の議論は、直面する課題の大きさや改革のハードルの高さから、ともすると問題の指摘に終始しがちです。しかし医療とは本来、ひとびとの健康をつくり、社会の基盤をつくる、「未来志向の明るいストーリー」をもたらすものであるはずです。このセッションでは、セッション1、2で議論された政策課題や、今後の方向性を踏まえつつ、最先端テクノロジーややイノベーション、それを活用するうえで必要な倫理や哲学を議論しました。
出雲 正剛
武田薬品工業株式会社 シニア・バイス・プレジデント
再生医療ユニット グローバルヘッド 日本サイエンティフィックアフェアーズヘッド
俵木 登美子
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 安全管理監
医療法人社団鉄祐会 理事長、厚生労働省 情報政策参与、
Tetsuyu Healthcare Holdings 共同創業者
乗竹 亮治
日本医療政策機構 フェロー、米国医療支援NGO Project HOPE コンサルタント
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参加者からのご意見・ご質問/会場の様子
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共催:公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金
特別協賛:みらかホールディングス株式会社
後援:厚生労働省、外務省
協力:政策研究大学院大学 グローバルヘルスイノベーション政策プログラム
(写真: 井澤 一憲)
開催日:2016-02-27
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