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【開催報告】シンガポール医学アカデミーとの意見交換(2024年11月27日)

【開催報告】シンガポール医学アカデミーとの意見交換(2024年11月27日)

2024年1127日から29日まで、シンガポール医学アカデミーの公衆衛生専門家が日本の公衆衛生に関する視察旅行の一環として、日本医療政策機構(HGPI: Health and Global Policy Institute)を訪問されました。このグループは、シンガポール医学アカデミーに所属する医学および公衆衛生の専門家が、日本の医療制度についてさまざまな組織から学ぶために訪日されました。

HGPIの代表理事・事務局長である乗竹亮治は、「医療のパラダイムシフト~高齢化する日本からの教訓~」というタイトルで発表を行いました。本発表の中では、まず、HGPIの設立から現在に至るまでの歴史について紹介しました。その後、政策課題の設定、形成、推進について、また、患者や市民の声を可視化し、それを政策決定における政治的意志として反映することの重要性について説明しました。また、日本の国民皆保険制度および介護保険制度の課題についてもしました。乗竹の発表の後、日本の医療制度やHGPIの取り組みに関して活発な議論が行われました。

また、HGPIのプログラムスペシャリストであるフェイバー・オミレケは、HGPIの認知症プロジェクトに関する発表を行いました。フェイバーは、日本における認知症の負担の現状を概観し、最近成立した認知症基本法およびこの政策の立法プロセスにおけるHGPIの提言について説明しました。また、プロジェクトの将来的な目標や現在直面している課題についても簡潔に共有しました。発表後、認知症基本法が成立に至った政治的な転換点や、認知症に関するスティグマを軽減するための実践的な取り組みに関する質問が寄せられ、議論が行われました。

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