【政策提言】共に守り、共に育む:強靭な保健医療システムの構築に向けたアジア太平洋地域の革新的・持続的プラネタリーヘルス推進(2023年11月29日)
日付:2023年11月29日
タグ: プラネタリーヘルス
日本医療政策機構 プラネタリーヘルスチームは、提言「共に守り、共に育む:強靭な保健医療システムの構築に向けたアジア太平洋地域の革新的・持続的プラネタリーヘルス推進」を公表しました。
2023年、日本と東南アジア諸国連合(ASEAN: Association of South East Asian Nations)の友好協力関係が50周年を迎え、12月には首脳レベルで日・ASEANの協力関係を新たな次元にするための会合も予定されています。2020年の日・ASEAN首脳会議では、ASEAN各国と緊密に連携しながら、「自由で開かれたインド太平洋」を着実に実現し、その地域の人々を感染症から守り健康を促進するために感染症対応能力強化の中核拠点として「ASEAN感染症対策センター(ASEAN Centre for Public Health Emergencies and Emerging Diseases)」が設立されました。また、2024年には、気候変動、持続可能な海洋、そして持続可能で強靱な経済発展をテーマに掲げる第10回太平洋・島サミット(PALM: Pacific Islands Leaders Meeting)が日本で開催されます。このPALMでは、「国土が狭く、分散している」、「国際市場から遠い」、「自然災害や気候変動等の環境変化に脆弱」などの共通する課題について共に解決策を探り、太平洋島嶼地域の安定と繁栄を目指し、首脳レベルで議論を行っています。今年、日本はG7の議長国として広島サミットを開催し、地球規模課題の解決と地域の安定のためにアジア太平洋地域とのより一層の協力関係の構築の重要性が明らかになっています。
この機会において、プラネタリーヘルスの視点から、アジア太平洋地域における気候変動、環境汚染、生物多様性の喪失などが人々の健康に与える影響について、以下の3つの主要な方針を踏まえた行動が求められます。
- プラネタリーヘルスの視点をあらゆる取り組みの基礎に位置づける
- プラネタリーヘルスの視点をもとにした保健医療システムの構築する
- プラネタリーヘルスの視点をもとにした連携を推進する
詳細は末尾のPDFをご覧ください。
調査・提言ランキング
- 【政策提言】持続可能な社会のための気候と健康の融合:国が決定する貢献(NDC)にプラネタリーヘルスの視点を(2024年12月9日)
- 【調査報告】メンタルヘルスに関する世論調査(2022年8月12日)
- 【政策提言】肥満症対策推進プロジェクト2023「患者・市民・地域が参画し、協働する肥満症対策の実装を目指して」(2024年4月8日)
- 【政策提言】保健医療分野における気候変動国家戦略(2024年6月26日)
- 【調査報告】「働く女性の健康増進に関する調査2018(最終報告)」
- 【政策提言】女性の健康推進プロジェクト「産官学民で考える社会課題としての更年期女性の健康推進政策提言書」(2024年7月31日)
- 【調査報告】日本の看護職者を対象とした気候変動と健康に関する調査(最終報告)(2024年11月14日)
- 【調査報告】「子どもを対象としたメンタルヘルス教育プログラムの構築と効果検証」報告書(2022年6月16日)
- 【調査報告】「2023年 日本の医療の満足度、および生成AIの医療応用に関する世論調査」(2024年1月11日)
- 【政策提言】腎疾患対策推進プロジェクト2024「労働世代における慢性腎臓病(CKD)対策の強化にむけて」~健診スクリーニング、医療機関受診による早期発見、早期介入の重要性~(2024年10月28日)
注目の投稿
-
2024-11-25
【申込受付中】(オンライン開催)第130回HGPIセミナー「難病法施行から10年『難病と社会を繋げる~メディアと当事者家族の視点から~』」(2025年1月28日)
-
2024-11-29
【申込受付中】(オンライン開催)第129回HGPIセミナー「エコチル調査からみた地球環境と人の健康の関連と今後の期待」(2024年12月23日)
-
2024-12-09
【政策提言】持続可能な社会のための気候と健康の融合:国が決定する貢献(NDC)にプラネタリーヘルスの視点を(2024年12月9日)
-
2024-12-12
【HGPI政策コラム】(No.51)-プラネタリーヘルスプロジェクトより-「第11回:日本の製薬業界におけるカーボンニュートラルの実現に向けた取組み」
-
2024-12-18
【政策提言】腎疾患対策推進プロジェクト2024「労働世代における慢性腎臓病(CKD)対策の強化にむけて」~健診スクリーニング、医療機関受診による早期発見、早期介入の重要性~(2024年10月28日)