【政策提言】2023年G7広島サミットに向けて~国際社会と歩調を合わせたプラネタリーヘルス対策の推進~(2022年11月10日)
日本医療政策機構 プラネタリーヘルス政策チームは、提言「G7広島サミットに向けて~国際社会と歩調を合わせたプラネタリーヘルス対策の推進~」を公表しました。
現在、第27回気候変動枠組条約締結国会議(COP27)がエジプトのシャルム・エル・シェイクで開催され、世界保健機関(WHO: World Health Organization)が主催するサイドイベントをはじめ、環境と健康についても議論が行われています。
また、2022年にドイツで開催されたG7(先進国首脳会議)では、気候と健康に関連する議題が大きく取り上げられ、プラネタリーヘルスの推進に向けた国際的な機運が高まっています。
2023年にはG7広島サミット(2023年5月19日~21日)が開催予定です。新型コロナウイルス感染症(COVID-19: Coronavirus Disease 2019)からの社会経済の回復の兆しがみられる中で、国際社会と歩調を合わせながら、「地球環境と健康(プラネタリーヘルス)」に関する国内外の議論をリードしていくことを期待します。
- 論点1:気候危機および地球環境の変化が健康に影響を及ぼすことについては疑う余地がない。保健医療従事者を筆頭に、全国民が環境問題を健康問題の一つとして認識し、解決に向けた包括的で包摂的な対策をとる必要がある
- 論点2:気候危機および地球環境の変化に対する健康の強靭性(レジリエンス)を高める必要がある。そのためには、水害、熱波、感染症などに対する予防、備えおよび対応を進め、環境にやさしい保健医療システムを構築する必要がある
- 論点3:都道府県や地域ベースで、持続可能な開発目標(SDGs)に関する取組という形で地球環境と健康(プラネタリーヘルス)に関する好事例が生まれている。好事例の共有や横展開、さらには国際的な発信が期待される
なお、詳細については下記PDFをご覧ください。
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