【政策提言】C7グローバルヘルス・ワーキンググループによるG7に向けた提言書(2023年4月20日)
日本医療政策機構のプラネタリーヘルス政策チームは、C7グローバルヘルス・ワーキンググループが発表した提言書のプラネタリーヘルスの部分を世界の市民社会と連携し作成いたしました。
Civil7(C7)は、国際市民社会、特に非政府組織の立場を代表するG7の公式エンゲージメントグループの1つです。C7では、今年広島で開催されるG7サミットに向け、72以上の国から700人以上の代表を集め、政策分野によって6つのワーキンググループに分かれ、具体的な政策提言を行っています。今回、ワーキンググループの一つであるグローバルヘルス・ワーキンググループが作成した提言書では、「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)」「ジェンダーとヘルス」「プラネタリーヘルス」「グローバルヘルス・アーキテクチャー」「パンデミックに対する予防、備え及び対応(PPPR: Pandemic Prevention, Preparedness, and Response)」の5つの視点から政策提言を行いました。
なお、本提言は他のワーキンググループによる提言とともに、2023年4月12日に、C7代表者によってG7議長である日本の岸田文雄首相にC7コミュニケとして手交されました。
以下はプラネタリーヘルス部分の和訳です。
プラネタリーヘルス
地球の限界(プラネタリー・バウンダリー)とは、それを超過することで急激な不可逆的変化が起きる可能性がある環境安定性の閾値です。閾値を超えれば、地球上で生存する人間の能力に壊滅的な影響が及ぶおそれがあります。そのため、私たちは、気候危機、食料安全保障、環境汚染といった現在の課題を強調します。
私たちは、G7 に以下のことを提言します。
- 健康政策の中でプラネタリーヘルスを重視し、気候変動に対処するために環境と健康の両方に利益をもたらす政策を優先させて、包摂的で説明責任のある気候ファイナンスを強化すること
- 先住民の視点に敬意を払って取り入れながら、医療・農業分野のセクター間協力を通じて、食料安全保障と栄養を追及し、持続可能な食料システムに移行すること
- 環境汚染をなくし、化石燃料への依存を減らし、クリーンで環境に配慮した輸送システムを推進し、都市部で汚染物質を規制すること
- 気候変動に関するコミットメントとSDGs を達成するために、必要に応じて世界のさまざまなパートナーによる貢献を促進し、気候変動や災害に強く持続可能で質の高いインフラに投資すること
コミュニケはこちらでご覧いただけます。
また、外務省による発表はこちらからご覧いただけます。
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