【政策提言】循環器病対策推進プロジェクト「産官学民による国際的な議論から抽出された循環器病対策の推進に求められる5つの提言 それを支える6つの視点と14の好事例」(2022年4月11日)
日本医療政策機構は循環器病対策推進プロジェクト「循環器病対策における地域発好事例の共有~全国均てん化に向けて~」として、循環器病の中でも特に心臓病に焦点を絞り、既に好事例を提供しているオピニオンリーダーに対するヒアリング、アドバイザリーボードによる議論、グローバル専門家会合などを実施し、政策提言を作成いたしました。
※2022年4月27日 英語版を公開しました
■循環器病対策の推進に求められる5つの提言
- 都道府県や地域ベースでの循環器病対策の推進を支援すべき
- 都道府県、地域、海外で生まれている好事例の横展開を推進すべき
- ステークホルダーの一員である患者・当事者との連携や協働を推進すべき
- イノベーションの活用や社会変化を前提として、循環器病関連の医療提供体制を再編成すべき
- 他疾患対策や医療システム全体の進展や変革を視野に、循環器病対策の重要性を訴求すべき
■提言を支える6つの視点
- 視点1:循環器病対策の推進に向けた総合的な視点
- 視点2:啓発・予防:マルチステークホルダーによるフェーズに合わせた啓発・予防施策の推進
- 視点3:保健、医療および福祉に係るサービスの提供体制:医療や福祉における提供体制の整備や是正が必要
- 視点4:研究推進体制:国家戦略としての循環器病研究の推進
- 視点5:患者・当事者支援体制:患者・当事者主体の循環器病対策の実現
- 視点6:循環器病対策を含めた政策横断的な視点:イノベーションも活用した診療情報や健康情報の共有や活用
詳細については下記PDFをご覧ください。
■アドバイザリーボード・メンバー(敬称略・五十音順)
- 磯部 光章(日本心臓血圧研究振興会附属 榊原記念病院 院長)
- 今村 聡(日本医師会 副会長)
- 大竹 正規(GE ヘルスケアジャパン株式会社 薬事・安全管理本部 兼 政策推進本部 本部長)
- 北岡 裕章(高知大学 老年病・循環器内科学講座 教授)
- 黒田 知宏(京都大学大学院 医学研究科 医療情報学 教授)
- 小室 一成(東京大学大学院 医学研究科 循環器内科学 教授)
- 近藤 克則(千葉大学 予防医学センター 教授)
- 永井 良三(自治医科大学 学長)
- 中尾(舛方)葉子(国立循環器病研究センター OIC 情報利用促進部 レジストリ推進室長)
- 野地 洋介(心疾患当事者/慶應義塾大学大学院社会学研究科修士課程)
- 原 量宏(香川大学 瀬戸内圏研究センター 特任教授)
- 張家 銘(ノバルティスファーマ株式会社マーケットアクセス・政策・新製品企画本部 本部長)
- 平田 健一(神戸大学大学院 医学研究科 内科学講座 循環器内科学分野 教授)
- 福原 斉(心臓弁膜症ネットワーク 代表理事)
- 星川 洋一(香川県 健康福祉部 医療調整監)
- 前村 浩二(長崎大学大学院 医歯薬学総合研究科 循環器内科学 教授)
- 武藤 真祐(東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科 臨床教授)
- 藤井 卓(長崎地域医療連携ネットワークシステム協議会 /長崎県医師会 副会長)
- 矢崎 義雄(公益社団法人 日本心臓財団 理事長)
■スペシャルアドバイザー
- 佐藤 啓(参議院議員)
- 自見 はなこ(参議院議員/脳卒中・循環器病対策フォローアップ議員連盟 事務局長)
※本提言および本編は、上述の各種会合での議論をもとに、独立した医療政策シンクタンクとして日本医療政策機構が取りまとめたものであり、アドバイザリーボードメンバー参加者や登壇者などの関係者、および関係者が所属する団体の見解を示すものでは一切ありません。
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