【講演報告】大学生のための健康教育(2019年10月)
日付:2020年1月17日
タグ: 女性の健康
2019年10月に日本医療政策機構シニアアソシエイトの今村優子が公益社団法人日本助産師会の助産師3名とともに中央大学、上智大学、法政大学において、合計約240人の学部生の男女を対象に、健康教育を行いました。妊娠、出産、性にまつわる知識からライフプランと関連の社会制度に至るまで、包括的な講義を行いました。
当機構が2018年に実施した「働く女性の健康増進調査2018」では、18~29歳の女性のうち約3割が月経や妊娠のしくみについての知識を持っておらず、約6割が子宮や卵巣の病気についての知識がないという現状が明らかになりました。さらに、女性の健康に関する情報収集のツールとして、インターネットの検索サイトが最も多く活用されており、誤った情報の取得、およびそれに基づいた行動が懸念されます。一方で、「女性特有の病気」や「医療機関へ行くべき症状」については、学校でより詳しい知識を習得したかったという意見が上位を占め、学校教育において女性の健康管理に関する内容の充実が望まれるという結果が得られました。これらを踏まえ、当機構の女性の健康プロジェクトでは、2019年度、大学生を対象とした健康教育とその効果測定調査に取り組んでいます。
調査結果は2020年3月下旬に公表予定です。
なお、本プロジェクトは日本財団による助成金にて運営しております。
調査・提言ランキング
- 【調査報告】メンタルヘルスに関する世論調査(2022年8月12日)
- 【政策提言】腎疾患対策推進プロジェクト2024「労働世代における慢性腎臓病(CKD)対策の強化にむけて」~健診スクリーニング、医療機関受診による早期発見、早期介入の重要性~(2024年10月28日)
- 【調査報告】日本の看護職者を対象とした気候変動と健康に関する調査(最終報告)(2024年11月14日)
- 【政策提言】保健医療分野における気候変動国家戦略(2024年6月26日)
- 【政策提言】肥満症対策推進プロジェクト2023「患者・市民・地域が参画し、協働する肥満症対策の実装を目指して」(2024年4月8日)
- 【調査報告】「働く女性の健康増進に関する調査2018(最終報告)」
- 【調査報告】「2023年 日本の医療の満足度、および生成AIの医療応用に関する世論調査」(2024年1月11日)
- 【調査報告】「子どもを対象としたメンタルヘルス教育プログラムの構築と効果検証」報告書(2022年6月16日)
- 【調査報告】日本の看護職者を対象とした気候変動と健康に関する調査(速報版)(2024年9月11日)
- 【調査報告】 日本の医師を対象とした気候変動と健康に関する調査(2023年12月3日)
注目の投稿
-
2024-10-28
【申込受付中】(ハイブリッド開催)公開シンポジウム「患者・当事者ニーズに基づく循環器病対策の推進に向けて~第2期循環器病対策推進計画をより実行性のあるものにしていくために~」(2024年11月22日)
-
2024-11-01
【申込受付中】認知症未来共創ハブ 報告会2024 〜活動の軌跡と未来を描く対話〜(2024年12月3日)
-
2024-11-08
【申込受付中】(ハイブリッド開催)肥満症対策推進プロジェクト 公開シンポジウム「社会課題として考える肥満症対策~市民主体の政策実現に向けて~」(2024年12月4日)
-
2024-11-11
【論点整理】専門家会合「少子化時代における持続可能な周産期医療提供体制の確立に向けて」(2024年11月11日)
-
2024-11-14
【調査報告】日本の看護職者を対象とした気候変動と健康に関する調査(最終報告)(2024年11月14日)