【講演報告】エコノミスト主催「The Antimicrobial Resistance Summit Asia」(アジア薬剤耐性サミット)(2019年12月5日)
日付:2019年12月17日
タグ: AMR
日本医療政策機構の理事・事務局長/CEOの乗竹 亮治は、2019年12月5日にシンガポールにて開催された薬剤耐性に関するシンポジウム「The Antimicrobial Resistance Summit Asia」(アジア薬剤耐性サミット)に登壇しました。このハイレベル会合は、経済誌であるエコノミストが主催したものです。
細菌(病原体)が、抗菌薬の使用に伴い変化し、抗菌薬の効果が小さくなる薬剤耐性(AMR: Antimicrobial Resistance)が各国で増加しています。薬剤耐性菌感染症による2050年の全世界の年間死亡者数は約1,000万人まで上昇するとの予測もあり、会合では、アジア圏において、どのような対策や協力体制が必要か、今各国から産官学民の関係者が結集し、議論が重ねられました。
乗竹は、「AMR and the Sustainable Development Goals in Asia」(アジアにおけるAMRとSDGs)と題したパネルディスカッションに登壇し、HGPIが2016年から取り組んできたAMRに関する政策提言の中身を紹介し、HGPIが事務局を務めるAMRアライアンス・ジャパンの活動や今後の展開について紹介しました。
当機構は、これまでもAMRに関して数多くの会合の開催や政策提言の発表を行っており、2018年の11月には、AMRアライアンス・ジャパンを産官学民の関係機関と設立し、2019年7月には、AMRアライアンス・ジャパンとして、7つの提言を発表しました。引き続き、日本の力を結集して、AMR対策のさらなる具現化に向け様々な活動を行ってまいります。
English
調査・提言ランキング
- 【開催報告・提言】医療DXプロジェクトエキスパート・パネル会合~論点整理~(2024年4月2日)
- 【政策提言】当事者目線の痛み対策を実現する、包括的な疼痛ケアシステムの構築に向けて(2024年3月29日)
- 【出版報告】医療政策の形成過程における患者・市民参画(PPI)の手引き―患者・市民と行政それぞれに求められる取り組みとその好事例(2024年3月31日)
- 【政策提言】「認知症共生社会を実現する“認知症予防”の取り組みへ」(2024年3月26日)
- 【政策提言】肥満症対策推進プロジェクト2023「患者・市民・地域が参画し、協働する 肥満症対策の実装を目指して」(2024年4月8日)
- 【調査報告】メンタルヘルスに関する世論調査(2022年8月12日)
- 【開催報告】プラネタリーヘルス専門家会合「持続可能な保健医療を目指して:パンデミック下における環境汚染と医療廃棄物の影響からの学び」(2024年2月16日)
- 【調査報告】「働く女性の健康増進に関する調査2018(最終報告)」
- 【政策提言】腎疾患対策推進プロジェクト 2023「患者・市民・地域が参画し、協働する腎疾患対策に向けて」政策提言・地方自治体における慢性腎臓病(CKD)対策好事例集(2024年2月14日)
- 【お知らせ】グリーン保健医療システムの構築に向けた大きな一歩:世界保健機関(WHO)執行理事会における日本政府代表団による「気候変動と健康に関する変革的行動のためのアライアンス(ATACH)」への正式な関心表明を支持(2024年2月16日)
注目の投稿
-
2024-04-12
【お知らせ】グローバル・クライメイト・ヘルス・アライアンス(GCHA)に加盟(2024年3月23日)
-
2024-04-16
【活動報告】こどもの健康プロジェクト-2024年度 日本財団助成金事業「知的障害を持つ生徒を対象とした心の健康増進に向けたスキルアッププログラム及び連携ネットワークの構築」採択のお知らせ(2024年4月15日)
-
2024-04-18
【開催報告】NCDs関連プロジェクト横断会合「第2回 生活習慣病対策に関する意見交換会 北海道・東北地方開催」(2024年3月15日)
-
2024-04-23
【申込受付中】第125回HGPIセミナー「我が国におけるアルコール健康障害対策の歩みと今後の展望」(2024年5月24日)