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【論文発表】「月経随伴症状および更年期症状に対する受療忌避に関連する要因の探索:日本の女性における横断的研究」が国際学術誌 Preventive Medicine Reportsに掲載(2023年10月17日)

【論文発表】「月経随伴症状および更年期症状に対する受療忌避に関連する要因の探索:日本の女性における横断的研究」が国際学術誌 Preventive Medicine Reportsに掲載(2023年10月17日)

「月経随伴症状および更年期症状に対する受療忌避に関連する要因の探索:日本の女性における横断的研究(Understanding factors related to healthcare avoidance for menstrual disorders and menopausal symptoms: A cross-sectional study among women in Japan)」が国際学術誌 Preventive Medicine Reportsに掲載されました。

本論文は、日本医療政策機構の女性の健康プロジェクトが2023年3月に公表した「社会経済的要因と女性の健康に関する調査提言」のデータをもとに執筆されています。当機構からは共著者として、シニアマネージャー坂元晴香、シニアアソシエイト鈴木秀、シニアアソシエイト河田友紀子、インターン本多さやかが参加しました。

 

ハイライト

  • 25-49歳の日本人女性4,950人を対象に、全国代表性のある形でオンライン調査を実施。その結果を二項ロジスティック回帰モデルを用いて分析した。
  • 調査回答者の22.8%が、過去1年間に月経困難症及び更年期症状があるにも関わらず、医療機関の受診を抑制していることが明らかになった。
  • 受診抑制に関連する要因としては、若年、高所得、過去に婦人科疾患の診断を受けていること、健康診断への理解不足が挙げられた。さらに、「月経痛は我慢するべきと思うか」という質問に関して「そう思う」と回答している人ほど受診抑制していた。
  • 月経困難症や更年期症状での受診抑制を解消していくためには、受診抑制につながる背景因子に注目し、個人に合わせた健康教育や社会環境の整備・転換が必要である。

 

論文(英文)はこちら

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