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「NCD Japan Forum 2011~先進国の慢性疾患対策とNCDアジェンダ 国連NCD宣言後の世界~」開催

「NCD Japan Forum 2011~先進国の慢性疾患対策とNCDアジェンダ 国連NCD宣言後の世界~」開催
★当日のまとめの映像(約4分)は、こちらからご覧いただけます(YouTubeにリンクします)。

日本医療政策機構は2011年11月29日、英国大使館大使公邸にて「NCD Japan Forum 2011  ~先進国の慢性疾患対策とNCDアジェンダ 国連NCD宣言後の世界~」を開催いたしました。


本フォーラムでは、9月の国連総会ハイレベル会合でも議題となり、その重要性が世界的に指摘されているNCD(Non-communicable Disease、非感染性疾患)対策の重要性を参加者の皆さまと再確認すると共に、わが国における今後のNCD対策について、様々なステークホルダーの視点と熱意を共有し、今後の日本がとるべき対策について、議論の場を提供すべく、開催されました。

日本はこれまでにも、国連の主要拠出国として世界の感染症対策において、大いに貢献してきた実績があり、慢性疾患対策に知見を持つなか、NCD分野においても、国際的なイニシアティブを発揮することが期待されています。

フォーラムは、ディビッド・ウォーレン英国大使のご挨拶で幕を開け、武見敬三氏(東海大学政治経済学部教授/日本国際交流センター シニア・フェロー)の基調講演に続き、イントロダクションとして、世界的なNCDに関する国際連携組織であるNCD Alliance の戦略コンサルタント、ジュディス・ワット氏、千葉県保健医療担当部長の井上肇氏にご登壇いただき、「NCDとは? – 日本への意味合いと世界での役割」と題し、会場の参加者と共にNCDの現状について理解を深めました。

後半のパネルディスカッションでは、「各セクターの果たすべき役割 -グローバルパートナーシップに向けて」をテーマとし、国内外の有識者4名【永井良三 氏(東京大学大学院医学系研究科内科専攻循環器内科教授)、麦谷 眞里 氏(厚生労働省 がん対策・国際保健・医政担当審議官)、デイビッド・ブレナン 氏(国際製薬団体連合会 会長)、ロイス・ペース 氏(ランス・アームストロング財団 ディレクター)】にご登壇いただきました。様々なステークホルダーが、今後NCD分野でそれぞれの立場からどのような貢献ができるのか、また取り組んでゆくべきか、そして日本がこれまで培ってきた健康政策に関する知見を世界のNCD分野で今後どのように役立て、貢献することができるか、活発な議論と意見交換がなされました。

開催日:2011-11-29

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