【開催報告】患者当事者プロジェクト オンライン専門家会合「患者・当事者・市民と作る、これからの医療政策」(2024年7月26日)
日本医療政策機構では、ミッションである「市民主体の医療政策の実現」に向けて、患者・当事者・市民が主体となる政策形成過程の実現を重要なテーマと捉え、その推進に向けて様々な活動を行っています。
2021年度からは、医療政策の形成過程や患者・市民参画を専門とする有識者、豊富な政策形成過程への参画経験を有する患者・当事者・市民リーダー等をアドバイザリーボードに迎え、政策形成過程における患者・当事者・市民参画の推進に向けて、議論を重ねてきました。2023年度には、これまでの議論から「医療政策の形成過程における患者・市民参画の手引き」や政策提言「政策形成の場における患者・市民参画の推進に向けて」を取りまとめ、患者・当事者・市民と行政それぞれに求められる取り組みや、参画する患者・当事者・市民に求められる要件等を整理しました。
本会合では、政策形成過程への患者・当事者・市民の効果的な参画が日本全国で実施されることを目指し、患者・当事者・市民参画の効果的な実践に向けて必要な取り組み等について、アドバイザリーボードメンバーを中心とした有識者による議論を行いました。
詳細はページ下部報告書をご覧ください。
【開催概要】
- 日時:2024年7月26日(金)18:00-19:45
- 形式:オンライン(ZOOMウェビナー)
- 言語:日本語
- 参加費:無料
【プログラム】(敬称略、順不同)
開会の辞・開催趣旨説明
乗竹 亮治(日本医療政策機構 代表理事・事務局長)
坂内 駿紘(日本医療政策機構 マネージャー)
基調講演1「患者・当事者・市民参画の変遷と今後の展望」
武藤 香織(東京大学医科学研究所 公共政策研究分野 教授)
基調講演2「政策過程への患者・当事者・市民参画と民主主義」
森田 朗(一般社団法人 次世代基盤政策研究所(NFI) 代表理事)
ラウンドテーブル・ディスカッション 「一緒に作る、これからの医療政策-患者・当事者・市民参画の推進に向け求められる打ち手」
パネリスト:
阿真 京子(「子どもと医療」 主宰/特定非営利活動法人日本医療政策機構 フェロー)
天野 慎介(一般社団法人全国がん患者団体連合会 理事長/一般社団法人グループ・ネクサス・ジャパン 理事長)
江川 斉宏(厚生労働省老健局 認知症施策・地域介護推進課 課長補佐)
桜井 なおみ(キャンサー・ソリューションズ株式会社 代表取締役社長)
宿野部 武志(一般社団法人ピーペック 代表理事)
鈴木 和幸(ノバルティスファーマ株式会社 広報統括部 ペイシェントエンゲージメントグループ シニアリード)
千正 康裕(株式会社千正組 代表取締役/元厚生労働省企画官)
前田 哲兵(前田・鵜之沢法律事務所 弁護士/Medical Basic Act Community 代表)
山崎 梨渚(中外製薬株式会社 渉外調査部 パブリックアフェアーズグループ)
モデレーター:
滋野 界(日本医療政策機構 シニアアソシエイト)
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