日本医療政策機構（HGPI）では、市民主体の医療政策の実現を目指して、患者・当事者が主体となる政策形成過程の実現を重要なテーマと捉え、その推進に向けて様々な活動を行ってきました。患者・当事者参画の推進が時代的な要請となる一方で、参画できる人材の不足や、公募してもなかなか見つからないといった課題が生じています。こうした背景を鑑み、患者当事者支援プロジェクトでは、2024年度、多様な患者・当事者が実質的に政策形成過程に参画できるよう、さらなる推進に向けた取り組みを行っています。

今回のアドバイザリーボード会合では、産官学民のマルチステークホルダーにアドバイザリーボードメンバーとしてご参画いただき、当機構が構築を進めている患者・当事者向け会員制ウェブサイト「みんなの患者・当事者 参画プラットフォーム（J-PEP: Japan’s Patient Experts Platform）」の効果的な運営用法や多様な患者・当事者との連携体制の強化について議論を深めました。今後のJ-PEPコンテンツや機能の充実、関連イベントの開催などは、本アドバイザリーボードメンバーと共に、多面的な意見を参考に取り組んで参ります。

【開催概要】

• 日時：2024年9月11日（水）15:15 – 16:45
• 形式：ハイブリッド（対面・オンライン（Zoomミーティング））

アドバイザリーボードメンバー（五十音順、敬称略）※欠席者を含む

阿真 京子（「子どもと医療」 主宰／特定非営利活動法人 日本医療政策機構 フェロー）
天野 慎介（一般社団法人 全国がん患者団体連合会 理事長／一般社団法人 グループ・ネクサス・ジャパン 理事長）
有賀 悦子（帝京大学医学部 緩和医療学講座 教授）
池田 紫乃（ノボノルディスクファーマ株式会社 医療政策・渉外本部／パブリックアフェアーズ・サステナビリティ部 パブリックアフェアーズ マネージャー）
桜井 なおみ（キャンサー・ソリューションズ株式会社 代表取締役社長）
宿野部 武志（一般社団法人 ピーペック 代表理事）
鈴木 和幸（ノバルティスファーマ株式会社 広報統括部 ペイシェントエンゲージメントグループ シニアリード）
千正 康裕（株式会社千正組 代表取締役／元厚生労働省企画官）
前田 哲兵（前田・鵜之沢法律事務所 弁護士／Medical Basic Act Community 代表）
武藤 香織（東京大学医科学研究所 公共政策研究分野 教授）
森田 朗（一般社団法人 次世代基盤政策研究所（NFI） 代表理事）
山口 育子（認定NPO法人 ささえあい医療人権センターCOML 理事長）
山田 悠平（一般社団法人精神障害当事者会ポルケ 代表理事）