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【お知らせ】「人々と地球の健康のために-健康なCOP28の優先事項」に賛同(2023年11月30日)

【お知らせ】「人々と地球の健康のために-健康なCOP28の優先事項」に賛同(2023年11月30日)

日本医療政策機構プラネタリーヘルスチームは、2023年11月30日、「人々と地球の健康のために-健康なCOP28の優先事項」に賛同いたしました。

12月3日の国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)では、「気候変動と健康に関する閣僚宣言(Ministerial Declaration on Climate and Health)」の採択を含め、初の「健康の日(Health Day)」が開催される予定です。この書簡では、COP28の締約国に対し、人々と地球の健康を守り、促進する野心的な成果を採択するよう求めています。また、この書簡はウェルカム・トラスト(Wellcome Trust)、ロックフェラー財団(Rockefeller Foundation)、グローバル・クライメイト・アンド・ヘルス・アライアンス(GCHA: Global Climate and Health Alliance)、およびAmref Health Africaによって共同で運用されている「Climate x Healthフォーラム」によって作成されたものであり、COP28において取り組むべき7つの優先事項を挙げています。

優先事項の一つとして含まれている化石燃料の完全な段階的廃止は日本医療政策機構プラネタリーヘルスチームが2023年11月1日に署名を発表した「国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)グローバルヘルスおよびヘルスコミュニティからの化石燃料に関する公開書簡」への呼びかけにも連動しているものであり、この書簡でも化石燃料使用の廃止と健康への影響が強調されています。

  1. 化石燃料の完全な段階的廃止と、新たな化石燃料インフラを導入しないことを約束し、パリ協定に沿って排出量を削減し、気候が引き起こす人間の健康とウェルビーイングへの脅威の加速を防ぎ、公衆衛生上の必要不可欠な措置である化石燃料発電を公正で速やかで完全で資金を充てた再生可能エネルギーへの公正な移行での置き換えを実施
  2. 健康とウェルビーイングの成果を中心とした適応計画とモニタリング
  3. 目的に合致したロス&ダメージ基金、および保健上の損失・損害をより適切に定量化するためのサンティアゴ・ネットワークによる技術支援
  4. 気候変動資金を迅速に拡大し、健康の成果のために戦略的に配分
  5. 健康とウェルビーイングを保護・促進するグローバル・ストックテイク(GST: Global Stocktake)の決定
  6. 持続可能で健康的な食生活を含む栄養安全保障を促進する食料・農業システム
  7. 最も影響を受けやすい、脆弱な人々やコミュニティを守り、彼らの有意義な関与とエンパワーメントによって導かれる気候変動対策

なお、当機構のプラネタリーヘルスチームからも、本書簡の内容最終化においてフィードバックをさせていただきました。

この書簡の原文(英語)は、こちらをご覧ください。

書簡の日本語訳は日本医療政策機構で作成されたものです。

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