【政策提言】メンタルヘルス政策プロジェクト「当事者視点で考えるデジタルテクノロジーの利活用促進に向けた目指すべき方向性『利用者目線かつ持続可能なメンタルヘルステックへ』」(2023年3月29日)
日付:2023年4月18日
タグ: メンタルヘルス
日本医療政策機構 メンタルヘルス政策プロジェクトでは、メンタルヘルスケアの予防・健康増進領域にて急速に発展しているデジタルテクノロジーの活用、いわゆるメンタルヘルステックについて、政策提言「利用者目線かつ持続可能なメンタルヘルステックへ」を公表いたしました。
「メンタルヘルステック領域の環境整備」「エビデンスとユーザビリティの重視」「利用者目線の選択の仕組みとユニバーサルな提供体制」「メンタルヘルステックと精神科医療との連携の強化」の4つの視点より提言を取りまとめました。本提言には当機構が考える今後の課題についても記載しております。
■政策提言の概要
視点1:メンタルヘルステック領域の環境整備
- 「メンタルヘルス」という機微情報を取り扱う事業者としての責任を持ち、利用者が安心して各種情報データを提供できるよう情報セキュリティや二次利用等の個人情報の取り扱い指針を明確化する必要性
- メンタルヘルステック領域の発展のために、利用者である市民社会側が効果検証やフィードバックの機会に積極的に参加する必要性
- 社会におけるニーズを適時・的確に捉え、エビデンスに基づいた質の高い産業育成に向け、マルチステークホルダーが連携する必要性
- 社会全体のメンタルヘルスに対する理解・認識を向上させる必要性
視点2:エビデンスとユーザビリティの重視
- メンタルヘルステック領域の質の向上に向けて、求められるエビデンスの在り方について議論し、ガイドラインを策定する必要性
- 継続的に利用できるよう、利用者ニーズを踏まえたユーザビリティを重視する必要性
視点3:利用者目線の選択の仕組みとユニバーサルな提供体制
- メンタルヘルステックの比較検討や最新情報等が入手できる中立的かつ第三者的なプラットフォームの必要性
- 一定の基準を満たしたツールに対する評価・認証の枠組みの是非について検討する必要性
- ライフコースに沿ったユニバーサルなサービス提供体制とそれを実現するためのコストを分かち合う仕組みの必要性
視点4:メンタルヘルテックと精神科医療との連携の強化
- メンタルヘルステックサービス内において、精神科医療への移行の必要性を利用者に伝え、サポートする仕組みの必要性
- 精神科医療においてもメンタルヘルステックへの理解を深める必要性
- メンタルヘルステックと精神科医療の連携に向けた政策的連携の必要性
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