プライマリーヘルスケアは、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ（UHC: Universal Health Coverage）、健康の安全保障、そしてより良い健康・福祉を実現するため上で重要な投資であり、今こそリーダーに行動が求められます。そのため、今年のユニバーサル・ヘルス・カバレッジ（UHC）デーに当機構では、200を超える協力団体とともに、プライマリーヘルスケアの重要性を指導者に求める団体「Allies Improving PHC」の公開書簡に署名しました。

この書簡は、2023年のユニバーサル・ヘルス・カバレッジ（UHC）とパンデミック予防・準備・対応に関する国連ハイレベル会合、および持続可能な開発目標の2023年中間目標にわたって、プライマリーヘルスケアの項目を議題のトップに据えて行動するよう指導者に呼びかけています。

そして、この書簡は、以下の3つの側面から、プライマリーヘルスケア・アプローチによる保健システムの強化を求めています。

1. システムからすでに恩恵を受けている人ではなく、システムによって失敗した人を優先する。
2. 信頼できる標準的な医療を受けるために経済的、個人的犠牲を強いるのではなく、彼らのニーズ、好み、日常生活に合った質の高い医療サービスを彼らのコミュニティで受けられるようにする。
3. プライマリーヘルスケアをコストではなく投資として扱い、医療システムの基盤に弾力性を持たせ、すべての人の健康成果を向上させる。

2023年のユニバーサル・ヘルス・カバレッジ、パンデミック対策、SDGsの主要なマイルストーンまでカウントダウンが進む中、当機構はこの公開書簡に署名し、共有することで、この時代をより良いものにすることを期待しています。

この書簡の日本語訳は下部PDFをご覧ください。