『2013年日本の医療に関する世論調査』発表(2013年7月4日)
日付:2013年7月4日
タグ: 世論調査
2013年、日本医療政策機構では、国民が現状の医療の質・量・費用・意思決定のプロセスをどう捉えているのか、また国民は今後の社会保障について財源とその配分をどう考えているのか、を明らかにする為「医療への満足度」「医療制度と医療費」「在宅医療と看取り」「社会保障と税の一体改革」というテーマについて国民の意識を問うた。
調査結果からは、①超高齢社会の進行、②疾病構造の変化、③財源あるいは人的資源の不足、といった問題を国民が認識していること、そして、国民は現行の制度に不安を感じており、国民の声が反映された分かりやすく偏りのない新たな制度の設計を求めていることが明らかとなった。現在の制度は、大きな改革なしには永続的に続かないことを認識せざるを得ない。その中で、財源をいかに確保するのか、公的保険のカバーで何を優先するのか、どの様な医療制度を持つ社会にしていくのか、国民とすべての関係者がオープンに議論することが重要と考えられる。
注目すべき調査結果
●6割以上が本人努力で予防可能な生活習慣病患者の自己負担増加に賛成
●社会保障と税の一体改革で得られる財源は高齢者支援と子育て支援に配分を求める声
●6割以上が家での看取りを希望する一方、約8割が病院で最期を迎えると認識
●在宅医療に関して国民がもっとも懸念していることは、家族や友人への大きな負担
調査・提言ランキング
- 【政策提言】持続可能な社会のための気候と健康の融合:国が決定する貢献(NDC)にプラネタリーヘルスの視点を(2024年12月9日)
- 【調査報告】メンタルヘルスに関する世論調査(2022年8月12日)
- 【政策提言】肥満症対策推進プロジェクト2023「患者・市民・地域が参画し、協働する肥満症対策の実装を目指して」(2024年4月8日)
- 【政策提言】保健医療分野における気候変動国家戦略(2024年6月26日)
- 【調査報告】「働く女性の健康増進に関する調査2018(最終報告)」
- 【政策提言】女性の健康推進プロジェクト「産官学民で考える社会課題としての更年期女性の健康推進政策提言書」(2024年7月31日)
- 【調査報告】日本の看護職者を対象とした気候変動と健康に関する調査(最終報告)(2024年11月14日)
- 【調査報告】「子どもを対象としたメンタルヘルス教育プログラムの構築と効果検証」報告書(2022年6月16日)
- 【政策提言】環境と医療の融合で実現する持続可能な健康長寿社会~プラネタリーヘルスの視点を取り入れた第3期健康・医療戦略への提言~(2024年12月20日)
- 【政策提言】腎疾患対策推進プロジェクト2024「労働世代における慢性腎臓病(CKD)対策の強化にむけて」~健診スクリーニング、医療機関受診による早期発見、早期介入の重要性~(2024年10月28日)
注目の投稿
-
2024-11-25
【申込受付中】(オンライン開催)第130回HGPIセミナー「難病法施行から10年『難病と社会を繋げる~メディアと当事者家族の視点から~』」(2025年1月28日)
-
2024-11-29
【申込受付中】(オンライン開催)第129回HGPIセミナー「エコチル調査からみた地球環境と人の健康の関連と今後の期待」(2024年12月23日)
-
2024-12-09
【政策提言】持続可能な社会のための気候と健康の融合:国が決定する貢献(NDC)にプラネタリーヘルスの視点を(2024年12月9日)
-
2024-12-12
【HGPI政策コラム】(No.51)-プラネタリーヘルスプロジェクトより-「第11回:日本の製薬業界におけるカーボンニュートラルの実現に向けた取組み」
-
2024-12-18
【政策提言】腎疾患対策推進プロジェクト2024「労働世代における慢性腎臓病(CKD)対策の強化にむけて」~健診スクリーニング、医療機関受診による早期発見、早期介入の重要性~(2024年10月28日)