【開催報告】グローバルスタンダードに基づいた健康教育の実践 助産師向けワークショップ開催終了のご報告と2021年度の持続可能なプラットフォーム構築に向けて(2021年3月13日)
日付:2021年5月18日
タグ: 女性の健康
日本医療政策機構が2019年度に実施した「大学生の包括的健康教育プログラム構築と効果測定調査」では、大学生の包括的健康教育に対する高いニーズと当機構が開発した包括的健康教育のプログラムが学生のリプロダクティブヘルスに関する意識変容や行動変容をもたらすことが明らかになりました。これを踏まえ、2020年度は大学を含む全国の高等教育機関へ本教育プログラムを普及させるべく、大学等への助産師の講師の派遣、持続可能な仕組み作りに向けた人材確保やアドボカシー活動等を実施いたしました。
その中で2020年11月から5回にわたって実施して参りました、包括的健康教育の講義が実施できる助産師の養成のためのワークショップが2021年3月13日をもって無事終了いたしました。今後、全国各地の約100名の助産師が健康教育の普及のためのプロジェクトに参画くださる予定です。
2021年度は助産師や大学、関連団体、企業等、様々なステークホルダーと協働し、全ての若者たちがリプロダクティブヘルスに関する教育や相談の機会を得られる社会の実現を目指した持続可能なプラットフォームを構築いたします。
本プラットフォームは、全国の大学への包括的健康教育の提供、ユースカフェやオンライン相談を用いた若者への情報提供や相談サービスの実施、そして調査研究と政策提言の実施という3つの軸で運営していきます。また、本プラットフォームをより多くの若者たちに知ってもらい、活用してもらうためのウェブサイトも開設いたします。
講師:
蓮尾 豊 氏(あおもり女性ヘルスケア研究所 所長)
岡本 登美子 氏(ウパウパハウス岡本助産院 院長)
江口 瑛子 氏・石田 なお子 氏(株式会社HRインスティテュート コンサルタント)
なお、本プロジェクトは日本財団による助成金にて運営しております。
English
調査・提言ランキング
- 【開催報告・提言】医療DXプロジェクトエキスパート・パネル会合~論点整理~(2024年4月2日)
- 【政策提言】肥満症対策推進プロジェクト2023「患者・市民・地域が参画し、協働する肥満症対策の実装を目指して」(2024年4月8日)
- 【調査報告】メンタルヘルスに関する世論調査(2022年8月12日)
- 【政策提言】当事者目線の痛み対策を実現する、包括的な疼痛ケアシステムの構築に向けて(2024年3月29日)
- 【出版報告】医療政策の形成過程における患者・市民参画(PPI)の手引き―患者・市民と行政それぞれに求められる取り組みとその好事例(2024年3月31日)
- 【開催報告】プラネタリーヘルス専門家会合「持続可能な保健医療を目指して:パンデミック下における環境汚染と医療廃棄物の影響からの学び」(2024年2月16日)
- 【調査報告】「働く女性の健康増進に関する調査2018(最終報告)」
- 【お知らせ】グリーン保健医療システムの構築に向けた大きな一歩:世界保健機関(WHO)執行理事会における日本政府代表団による「気候変動と健康に関する変革的行動のためのアライアンス(ATACH)」への正式な関心表明を支持(2024年2月16日)
- 【政策提言】腎疾患対策推進プロジェクト 2023「患者・市民・地域が参画し、協働する腎疾患対策に向けて」政策提言・地方自治体における慢性腎臓病(CKD)対策好事例集(2024年2月14日)
- 【調査報告】「認知症施策の国際比較・情報発信に関する調査研究」(2024年4月10日)
注目の投稿
-
2024-04-22
【申込受付中】(ハイブリッド開催)「難病の日」シンポジウム「患者・市民の視点から考えるこれからの難病対策」(2024年5月23日)
-
2024-04-23
【申込受付中】第125回HGPIセミナー「我が国におけるアルコール健康障害対策の歩みと今後の展望」(2024年5月24日)
-
2024-04-26
【政策提言】肥満症対策推進プロジェクト2023「患者・市民・地域が参画し、協働する肥満症対策の実装を目指して」(2024年4月8日)
-
2024-05-01
【申込受付中】グローバルヘルス・エデュケーション・プログラム2024(2024年5月1日)
-
2024-05-02
【募集予告】医療政策アカデミー第13期「1人の市民として医療政策を展望する」(2024年8月開講)