(開催報告) グローバルヘルス サマープログラム2014
日付:2014年9月12日
日本医療政策機構では、第5回「グローバルヘルス サマープログラム“Supporting a
Sustainable Healthcare Workforce”」を開催しました。今年は「医療人材を増やす」をテーマに、東京・フィリピンでのプログラムを実施しました。
本プログラムでは、2013年11月に上陸した台風ヨランダで甚大な被害を受けたフィリピンカモテス諸島に焦点を当て、カモテス諸島で被災者支援を行ってきたProject HOPE協力のもと、発展途上国における災害復興期の健康課題に関して学びました。フィリピンのフィールドワークでは Project
HOPEの支援場所を訪問したり、現地の行政担当者、医療従事者、NGO関係者の方々のお話を聞いたりしました。
フィリピンの健康課題には災害復興期に特有の課題だけでなく、伝染病,貧困など途上国共通の要因が複雑に絡み合っています。このような健康にまつわる様々な要因の関連を図に表したものは“Health System Mapping”と呼ばれます。本プログラム参加者は、この“Health System Mapping”を活用して「カモテス諸島の医療人材を増やす」ための方法を立案し、最終日に東京にて発表しました。
【プログラム内容】
・グローバルヘルス分野で、第一線で活躍するプロフェッショナルによる講義
・英語でのプレゼンテーション,問題解決思考,コミュニケーションなどのスキル研修
・フィールドワーク(フィリピン)
【開催期間】
2014年9月5日(金)~9月12日(金)
【スケジュール】
9/5 (金)– 9/6(土) オリエンテーション・講義・スキル研修 [東京]
9/7 (日)– 9/11(木)フィールドワーク [セブ市・カモテス諸島, フィリピン]
9/12(金) 発表会 [東京]
【開催場所】
政策研究大学院大学(六本木) (フィリピンでのフィールドワーク期間を除く)
【参加者数】
医学、公共政策、国際関係、公衆衛生、国際保健を専攻する方、あるいは他専攻の学生で国際保健分野に興味を持っている、12名の学生に参加して頂きました。
【主催】
特定非営利活動法人日本医療政策機構
(HGPI)
【共催】
米国国際医療支援団体 Project HOPE
公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金 (GHIT Fund)
政策研究大学院大学グローバルヘルス・イノベーション政策プログラム (GRIPS)
【お問合せ】
特定非営利活動法人 日本医療政策機構
〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-28
Tel: 03-5511-8521(代表)
担当:スミス・アン
申込締切日:2014-07-18
開催日:2014-09-05
調査・提言ランキング
- 【開催報告・提言】医療DXプロジェクトエキスパート・パネル会合~論点整理~(2024年4月2日)
- 【政策提言】当事者目線の痛み対策を実現する、包括的な疼痛ケアシステムの構築に向けて(2024年3月29日)
- 【出版報告】医療政策の形成過程における患者・市民参画(PPI)の手引き―患者・市民と行政それぞれに求められる取り組みとその好事例(2024年3月31日)
- 【政策提言】肥満症対策推進プロジェクト2023「患者・市民・地域が参画し、協働する肥満症対策の実装を目指して」(2024年4月8日)
- 【調査報告】メンタルヘルスに関する世論調査(2022年8月12日)
- 【開催報告】プラネタリーヘルス専門家会合「持続可能な保健医療を目指して:パンデミック下における環境汚染と医療廃棄物の影響からの学び」(2024年2月16日)
- 【政策提言】「認知症共生社会を実現する“認知症予防”の取り組みへ」(2024年3月26日)
- 【調査報告】「働く女性の健康増進に関する調査2018(最終報告)」
- 【お知らせ】グリーン保健医療システムの構築に向けた大きな一歩:世界保健機関(WHO)執行理事会における日本政府代表団による「気候変動と健康に関する変革的行動のためのアライアンス(ATACH)」への正式な関心表明を支持(2024年2月16日)
- 【政策提言】腎疾患対策推進プロジェクト 2023「患者・市民・地域が参画し、協働する腎疾患対策に向けて」政策提言・地方自治体における慢性腎臓病(CKD)対策好事例集(2024年2月14日)