「グローバル・ヘルス・フォーラム2011」開催
日付:2011年2月25日

日本医療政策機構は、世界保健機関(WHO)に事務局を置く国際医療品購入機関のUNITAID、東京大学「グローバルヘルス政策人材養成講座」とグローバル・ヘルス・フォーラム2011を都内会場にて共催いたしました。
当フォーラムは、国際保健課題を含むミレニアム開発目標(MDGs: Millennium Development Goals)の2015年の目標達成、およびポストMDGsを視野に入れたグローバル・ヘルス分野における取組みを促進するべく開催されたものです。ミレニアム開発目標(MDGs: Millennium Development Goals)は、2000年に採択された国連ミレニアム宣言に基づき、世界共通の枠組みとしてまとめられたもので、掲げられた8つの目標うち、3つが国際保健課題に該当します。達成目標となる2015年まであと4年となった今、グローバル・ヘルス分野における更なる取組みは欠かせません。厳しい経済状況下、多くのドナー国のODA拠出額が伸び悩む中で、MDGsの達成と日本の継続的なグローバル・ヘルス分野での貢献に向けて、官民の取組みの強化や人材養成を通じた人的貢献、革新的資金メカニズムなど新たな手法の開発が求められています。
当日は、UNITAID理事長、革新的資金調達に関する国連事務総長特別顧問、元フランス外務大臣のフィリップ・ドスト=ブラジ氏による基調講演や、日本放送協会解説委員の道傳 愛子氏にモデレーターをお務めいただき、パネル・ディスカッションが行われました。各界を代表するパネリストの方と日本のグローバル・ヘルス分野における取組みや、継続的な資金拠出に向けた革新的資金調達メカニズムの可能性及び、MDGsそしてポストMDGsに向けてどのような取組みが必要か、最後はフロアを交えての活発な議論が行われました。
開催日:2011-02-25
調査・提言ランキング
- 【調査報告】認知症条例比較研究会最終報告書「共生社会の実現に向けた認知症条例へ」(2024年12月27日)
- 【出版報告】こどもの健康プロジェクト 家庭向け小冊子「家庭で学ぶ・家庭で実践する、知的障がいのある子どものためのストレスマネジメント」(2025年2月3日)
- 【パブリックコメント提出】第3期健康・医療戦略(案)(2025年2月3日)
- 【調査報告】「働く女性の健康増進に関する調査2018(最終報告)」
- 【政策提言】環境と医療の融合で実現する持続可能な健康長寿社会~プラネタリーヘルスの視点を取り入れた第3期健康・医療戦略への提言~(2024年12月20日)
- 【調査報告】メンタルヘルスに関する世論調査(2022年8月12日)
- 【パブリックコメント提出】「第7次エネルギー基本計画(案)」 (2025年1月26日)
- 【政策提言】がん対策プロジェクト「乳がん医療の地域格差是正に関する提言書」(2025年1月31日)
- 【政策提言】肥満症対策推進プロジェクト2023「患者・市民・地域が参画し、協働する肥満症対策の実装を目指して」(2024年4月8日)
- 【調査報告】「2023年 日本の医療の満足度、および生成AIの医療応用に関する世論調査」(2024年1月11日)
注目の投稿
-
2025-02-12
【申込受付中】(オンライン開催)第131回HGPIセミナー「京都市ケアラー条例の政策過程」(2025年3月19日)
-
2025-02-20
【申込受付中】循環器病対策推進プロジェクト オンライングローバルシンポジウム 「アジア・太平洋地域の政策事例とともに考える、これからの循環器病対策」(2025年3月13日)
-
2025-03-03
【申込受付中】(オンライン開催)HGPIセミナー特別編「ハーバード大学福島プログラム参加者が見た福島からの学び」(2025年3月22日 JST|3月21日 EDT)
-
2025-03-05
【開催報告】HGPIサロン2025:日本の社会保障の未来を見据えて 第1回「医療・介護サービスの効率化とICT活用による生産性向上」(2025年2月14日)
-
2025-03-05
【HGPI政策コラム】(No.53)―認知症プロジェクトより―「当事者と共に創る認知症研究の未来vol.1:当事者参画を実現させるための3つのポイント」