【開催報告】医療政策アカデミー第10期(2021年6月~12月開講)
日付:2022年1月24日
タグ: 医療政策アカデミー

2021年12月16日、第10期医療政策アカデミー最終講義となる第8回講義を当機構理事 小野崎 耕平を講師として開催いたしました。実際の政策提言等を参考に、多様なステークホルダーとの関係性の中でどのように医療政策を形成していくのか、ノウハウも交えながら講義を行いました。講義後には通常より長い時間のディスカッション時間を設け、受講生から小野崎に対して実務上の悩みやキャリア相等、多岐にわたる質疑応答が行われました。
本講義をもって医療政策アカデミー第10期の全プログラムが終了となりました。2015年の第1期より、ついに第10期を数えることとなった今回は、2021年6月に開講し、全8回の講義とアルムナイも含む1回の特別講義、4回の学習会、そして2回の課題発表会という濃密なスケジュールでの開催となりました。講義では例年同様、各テーマのトップランナーをゲストスピーカーとしてお招きし、喫緊の医療政策における重要課題等を含めてお話しいただきました。学習会では、産官学民の多様な背景をもつ受講生によるディスカッションを中心とし、アクティブに学びを深め、講義とディスカッションを元に「私が考える今後の医療政策」 として課題発表会を行いました。
※新型コロナウイルス感染症の影響で、第10期はオンライン開催、またはオンラインと現地を併用したハイブリッド開催となりました。
■プログラム(講義・学習会)
第1回 講義「イントロダクション」|2021年6月10日(木)
小野崎 耕平(日本医療政策機構 理事)
学習会①「後期高齢者医療における所得に応じた自己負担割合増について」|6月24日(木)
第2回 講義「医療政策の変遷・医療保険制度」|7月8日(木)
小林 廉毅(東京大学大学院医学系研究科 教授 公衆衛生学分野・健康医療政策学分野兼担)
学習会②「日本の医療制度における支払い方式について」|7月15日(木)
第3回 講義「政策過程」|8月12日(木)
奥野 哲朗(厚生労働省 医薬・生活衛生局 総務課 課長補佐)
特別学習会「リアルワールドデータを活用した医療経済・臨床疫学研究」|8月19日(木)
康永 秀生(東京大学大学院医学系研究科 臨床疫学・経済学 教授 )
学習会③「HPVワクチンの積極的勧奨の差し控えについて」|8月26日(木)
第4回 講義「薬剤を取り巻く課題と展望」|9月9日(木)
諸岡 健雄(PHコンサルティング合同会社 代表社員/日本医用アイソトープ技術開発株式会社 代表取締役社長)
※完全オンラインでの実施
学習会④「医療提供体制見直しについて」|9月16日(木)
第5回講義「地域包括ケアシステム~特に医療介護連携~」|10月7日(木)
辻 哲夫(東京大学高齢社会総合研究機構)
※完全オンラインでの実施
第6回講義「外から政策を変えるための基礎知識」|10月21日(木)
千正 康裕(株式会社千正組 代表取締役/元厚生労働省医政局総務課 医療政策企画官)
第7回講義「市民社会からのアドボカシー」|11月11日(木)
西村 由希子(特定非営利活動法人ASrid 理事長)
課題発表会①|「私の考える今後の医療政策」11月25日(木)
課題発表会②|「私の考える今後の医療政策」12月2日(木)
第8回講義「医療の将来予測」|12月16日(木)
小野崎 耕平(日本医療政策機構 理事)
※順不同、敬称略、所属、役職は登壇時のもの
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