【開催報告】第1回超党派国会議員向け医療政策勉強会「30分で伝える医療政策最前線:薬剤耐性菌について―TOKYO 2020と感染症 薬剤耐性菌(AMR)とは―」(2019年11月6日)

日本医療政策機構は参議院議員会館にて医療政策勉強会「30分で伝える医療政策最前線」第1回「薬剤耐性菌について―TOKYO 2020と感染症 薬剤耐性菌(AMR)とは―」を開催いたしました。
舘田 一博 氏(日本感染症学会 理事長/日本臨床微生物学会 理事長/東邦大学医学部微生物・感染症学講座 教授)が講演を行い、薬剤耐性菌(AMR)に関する政策の必要性を訴えました。講演後には、ご参加いただいた国会議員の方々との質疑応答が行われました。
■趣旨
毎年、世界で少なくとも約70万人もの人が薬剤耐性(AMR: Antimicrobial Resistance)菌感染症により死亡していると考えられています。AMRは多くの医療機関で問題になりつつあり、日本国内でも市中感染型耐性菌による感染症の症例も増加しつつあります。日本は2016年4月に「薬剤耐性(AMR)対策アクション・プラン National Action Plan on Antimicrobial Resistance 2016-2020」を発表しており、それ以来、AMR対策に取り組んできました。HGPIでは国内外でますます増大するAMRに対する懸念を踏まえて、2016年からAMR対策に関する政策活動を継続してきました。2018年11月にはHGPIは国内感染症関連学会、医薬品・医療機器関連企業等と協力して、AMR対策をマルチステークホルダーで議論するための独立したプラットフォームであるAMRアライアンス・ジャパンを設立しました。詳しくはこちらのAMRアライアンス・ジャパン公式ウェブサイトをご覧ください。
■プログラム
開会の辞
自見 はなこ(参議院議員)
趣旨説明
栗田 駿一郎(日本医療政策機構 シニアアソシエイト)
講演「薬剤耐性菌について―TOKYO 2020と感染症 薬剤耐性菌(AMR)とは―」
舘田 一博(日本感染症学会 理事長/日本臨床微生物学会 理事長/東邦大学医学部微生物・感染症学講座 教授)
閉会の辞
黒川 清(日本医療政策機構 代表理事)
調査・提言ランキング
- 【調査報告】認知症条例比較研究会最終報告書「共生社会の実現に向けた認知症条例へ」(2024年12月27日)
- 【政策提言】環境と医療の融合で実現する持続可能な健康長寿社会~プラネタリーヘルスの視点を取り入れた第3期健康・医療戦略への提言~(2024年12月20日)
- 【政策提言】腎疾患対策推進プロジェクト2024「労働世代における慢性腎臓病(CKD)対策の強化にむけて」~健診スクリーニング、医療機関受診による早期発見、早期介入の重要性~(2024年10月28日)
- 【調査報告】メンタルヘルスに関する世論調査(2022年8月12日)
- 【調査報告】「働く女性の健康増進に関する調査2018(最終報告)」
- 【政策提言】がん対策プロジェクト「乳がん医療の地域格差是正に関する提言書」(2025年1月31日)
- 【出版報告】こどもの健康プロジェクト 家庭向け小冊子「家庭で学ぶ・家庭で実践する、知的障がいのある子どものためのストレスマネジメント」(2025年2月3日)
- 【政策提言】保健医療分野における気候変動国家戦略(2024年6月26日)
- 【調査報告】「2023年 日本の医療の満足度、および生成AIの医療応用に関する世論調査」(2024年1月11日)
- 【政策提言】持続可能な社会のための気候と健康の融合:国が決定する貢献(NDC)にプラネタリーヘルスの視点を(2024年12月9日)