【申込終了】(オンライン開催)日本政府主催「東京栄養サミット2021」公式サイドイベントー「Nutrition for Health, Not Just for Growth」(2021年11月15日)
2021年11月15日、日本医療政策機構とNCDアライアンスは、「東京栄養サミット2021」の公式サイドイベントとして、オンラインイベント「Nutrition for Health, Not Just for Growth」を共催します。本サミットは、10年間にわたる国連の栄養に関する活動の半ばで、母体、乳児、幼児の栄養に関する世界保健総会(WHA: World Health Assembly)の目標を達成するまであと5年、持続可能な開発目標(SDGs: Sustainable Development Goals)に達するまであと10年という重要な時期に開催されます。
現在、不健康的な食生活による栄養不良は、公衆衛生、経済発展、環境の持続可能性にとって非常に深刻な課題の一つとなっています。最近では、栄養障害による二重負荷は増加傾向にあり、栄養不良や肥満とともに、心血管疾患、がん、2型糖尿病などの食生活に関する非感染性疾患(NCDs: Non-communicable Diseases)を発症しています。栄養不良は、医療費を増加させ、労働生産性を低下させるため、経済的にも大きな影響を及ぼしています。同様に、NCDsは世界の全死亡者数の72%、医療費の75%を占めており、SDGsを達成する上で大きな負担となっています。経済に悪影響を及ぼし、他のグローバルヘルスの目標達成に向けた取り組みの阻害要因となるため、世界各国の政府やその他関連ステークホルダーは栄養不良とNCDsの問題に取り組む必要があります。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19: Coronavirus Disease 19)の世界的流行により、栄養不良とNCDsはさらに喫緊の課題となり、グローバルな食糧システムの脆弱性を露呈しました。しかしながら、それと同時に、フードシステムを再考し、より強力なコミットメントを行う機会ともなっています。栄養不良に取り組むためには、COVID-19の対応と同じように、政治的なコミットメント、リーダーシップ、および分野を超えた協力が必要不可欠です。さらに、食料、栄養、健康、社会的保護に対応した、一貫性のある、透明性の高い、エビデンスに基づく予防戦略が肝要です。
ラウンドテーブルでは、持続可能なユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC: Universal Health Coverage)を実現する上での栄養の役割を考察するとともに、NCDsに対応するためのスマート・ファイナンス、国内における資金調達、およびグローバル規模で栄養への新たな投資を確保することについて議論します。また、産学官民の各分野で活躍する有識者が、栄養に関する国際的な目標、ターゲット、戦略、基準に照らして、食生活に関連するNCDsのリスクを低減することを目的とした、エビデンスに基づく事例を紹介します。
今回のサイドイベントは英語で開催されます(日本語、スペイン語、フランス語の同時通訳有り)。
■ 日時:2021年11月15日(月)21:00-22:30 (JST)
■ 形式:ZOOMウェビナー
■ 参加費:無料
■ スピーカー:
Alafia Samuels(世界肥満連盟)
Cheryl Toner(アメリカ心臓協会)
Lucinda Westerman(NCDアライアンス モデレーター)
Nicole Ide(命を守るための決断)
Paraskevi Seferidi(The George Institute for Global Health)
Shakira Choonara(世界保健機関 青年代表)
山本 尚子(世界保健機関事務局長補 WHO代表)
齋藤 陽子(日本国厚生労働省健康局健康課栄養指導室)
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