【開催報告】神奈川県シンポジウム「ヘルスイノベーションと人材育成」 (2018年10月27日)
日付:2018年10月27日
2018年10月27日(土)、川崎ソリッドスクエアホールにて、神奈川県と神奈川県立保健福祉大学そして日本医療政策機構は、神奈川県シンポジウム「ヘルスイノベーションと人材育成」を開催いたしました。
■概要
開会の挨拶
神奈川県副知事の首藤健治氏より神奈川県の保健医療政策に関する取り組みを紹介いただくとともに、新しい時代を作っていくなかで、人材育成やイノベーションの推進の重要性を話していただきました。
趣旨説明
神奈川県立保健福祉大学大学院ヘルスイノベーション研究科講師の渡邊亮氏より、シンポジウム開催に至った背景である超高齢化による人口構造の劇的な変化やグローバリゼーションの進展とともに、社会システムや社会基盤そのものの大きな変革が求められており、人材育成の重要性とヘルスイノベーションスクールの可能性についてお話しいただきました。
パネルディスカッション セッション1「ヘルスイノベーションを取り巻く環境とステークホルダーの役割」
以下5名の登壇者とモデレーターより、それぞれの立場での取り組みの紹介がなされるとともに、産官学民のステークホルダーが連携していくうえでの必要な視座、ヘルスイノベーションを生み出す人材像について議論されました。
- 鄭 雄一(東京大学大学院 工学系研究科 バイオエンジニアリング専攻・医学系研究科 疾患生命工学研究センター 教授/ヘルスイノベーション研究科 研究科長予定者)
- 園田 愛(株式会社インテグリティ・ヘルスケア 代表取締役社長)
- 大井 潤(株式会社ディー・エヌ・エー 執行役員 経営企画本部長/株式会社DeNAライフサイエンス 代表取締役)
- 野﨑 慎仁郎(WHO健康開発総合研究センター上級顧問官)
- 西本 紘子(特定非営利活動法人 日本医療政策機構 マネージャー)
パネルディスカッション セッション2「ヘルスイノベーションの社会実装に向けたヘルスイノベーションスクールの取組み」
以下3名の登壇者とモデレーターより、それぞれの立場での取り組みの紹介がなされるとともに、神奈川県のリーダーシップのもと、多様な専門性を持つ人材や組織が結集し、ヘルスイノベーションスクールが設立された経緯、ヘルスイノベーションスクールへの期待と展望について議論されました。
- 清泉 貴志(カリフォルニア大学 サンディエゴ校 グローバル政策・戦略大学院 Japan Forum for Innovation and Technology Executive Manager)
- 首藤 健治(神奈川県 副知事)
- 八代 嘉美(神奈川県立保健福祉大学 ヘルスイノベーションスクール設置準備担当 教授)
- 島岡 未来子(早稲田大学 研究戦略センター 准教授)
ヘルスイノベーション研究科紹介
ヘルスイノベーション研究科研究科長予定者である鄭 雄一氏とヘルスイノベーションスクール設置準備担当教授である吉田穂波氏よりヘルスイノベーションスクールの目的は、次世代をけん引する人材を育成し、ヘルスイノベーションの拠点となり、シンクタンクの機能を果たしていくことであり、知識習得と評価分析スキル、分析結果に対する改善提案スキル、さらには合意形成や発信スキルといったコミュニケーションスキル、業務執行や組織管理スキルといった素養を身につけていただきたいと思っており、それに沿った研究科を用意しているとの紹介をしていただきました。
閉会の挨拶
神奈川県立保健福祉大学理事長の大谷泰夫氏より神奈川県が掲げる「未病」概念や「ヘルスケアニューフロンティア」政策との連動のもと、神奈川県のみならず全国やアジアにイノベーションを広げていけるヘルスイノベーションしていくうえでの期待についてお話しいただきました。
主催:神奈川県
共催:公立大学法人 神奈川県立 保健福祉大学、特定非営利活動法人 日本医療政策機構
後援:川崎市
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