日本医療政策機構（HGPI）では、「医療システムの未来」シリーズとして、第1回「保健医療システムの持続可能性に向けた会議」を開催しました。

近年、医療の高度化や高齢者人口の増加により医療費が増大する中で、革新的な医薬品・医療技術の適切な評価と国民皆保険制度の持続性の両立は、国内外で共有される喫緊の課題です。こうした状況を踏まえ、本会議では、医療関係者、行政、企業、患者・当事者リーダーらが参集し、自己負担の在り方、革新的かつ高額な医薬品・医療技術の保険適用、保険外併用療養費制度の活用など、持続可能な保健医療システムの構築に向けた幅広い議論を行いました。

本会議は今後も複数回にわたり開催し、提示可能な施策オプションや国民との合意形成の在り方についても、国際的かつ分野横断的な検討を進めてまいります。

【開催概要】

• 日時：2025年9月9日（火）7:30-9:30
• 形式：対面・招待制
• 会場：ホテルニューオータニ東京
• 言語：日本語

■会議メンバー（敬称略／五十音順）

天野 慎介（一般社団法人 全国がん患者団体連合会 理事長／一般社団法人 グループ・ネクサス・ジャパン 理事長）
安藤 伸樹（前 全国健康保険協会 理事長／東和薬品株式会社 社外取締役・監査等委員）
後藤 励（慶應義塾大学大学院 経営管理研究科 教授）
佐野 雅宏（健康保険組合連合会 会長代理）
鈴木 康裕（国際医療福祉大学 学長／前 厚生労働省 医務技監）
濱田 いずみ（ノボ ノルディスク ファーマ株式会社 取締役 医療政策・渉外本部 本部長）
安川 健司（アステラス製薬株式会社 代表取締役会長）※
矢野 康治（国際医療福祉大学 社会保障政策研究所長／元 財務事務次官）

※代理出席
福士 納（アステラス製薬株式会社 アドボカシー部門長）