(申込終了)定例朝食会 特別編「ヘルステクノロジー政策アクションシリーズ 第3回~世界の医療ICT~」
日付:2016年10月3日
今回の朝食会では、「オランダにおける医療ICT政策の推移と教訓」と題して、電子カルテの普及率が98%に上るなど、医療ICTの活用が盛んなオランダから、オランダ国立医療ICT研究所(NICTIZ)シニア・アドバイザーのDr. Michiel Sprenger, PhDをお招きし、お話頂きます。なお当会合は、英語にて開催されます(同時通訳はつきません)。
■スピーカー
Dr. Michiel Sprenger, PhD
(オランダ国立医療ICT研究所(NICTIZ)シニア・アドバイザー IT and innovation担当)
※同時通訳なし・英語講演
■日時
2016年10月21日(金) 8:00~9:15(受付は7:45)
(講演30分、質疑応答40分を予定しています。)
■場所
EGG JAPAN (東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビル10階)
■参加費
・一般:2,500円
・学生:1,500円(学生証をお持ちください)
※個人賛助会員は無料です。
■朝食会の概要
オランダでは、患者のすべての医療関連情報をまとめた電子患者記録(EPD)の全国規模でのネットワーク化が早くから提唱され、それを促進するべく、2002年には国立医療ICT研究所(NICTIZ)が設立されました。一方で、2011年の4月には、オランダ上院が全国規模での医療ITのネットワーク化推進について、プライバシーに関する世論の懸念を受けて、否決するという事態に至るなど、職能集団や政党間での賛否は分かれてきました。ようやく医療ICTの活用が本格的に始動しようとしていますが、その政策立案の推移や各職能団体からの反発と妥結などについては、好事例としてのみならず、日本への教訓も含めて示唆深いものがあります。
今回は、オランダにおける医療ICT政策の推移と教訓を説明していただきます。
■キーワード
医療ICT、医療データ、標準化、ヘルステクノロジー、官民連携、オランダ
■Dr. Michiel Sprenger について
アムステルダム大学で(固体物理学)博士号を取得。1986年よりオランダ・アムステルダム自由大学附属病院に勤務し医療技術と医療ICTを担当。2008年以降、オランダ国立医療情報学研究所(Nictiz)に在籍し、現在はシニア・アドバイザーとして活動。主に医療ICTの推進と教育を担当している。また、2010年よりアイントホーフェン工科大学において医療情報の大学院教育にあたっている。
Trained in physics at the University of Amsterdam, PhD in solid state physics.
In 1986, he joined Free University Hospital. Responsible for the total field of physics, medical technology, informatics and ICT.
In 2008, he served for the national institute for IT in healthcare of the Netherlands (Nictiz) as a strategic advisor. Working on the strategic aspects of standardization, international contacts for the Netherlands, and educational challenges about eHealth and informatics in health care.
In 2010, He was appointed to co-lead a post-master training program in clinical informatics at the Eindhoven Technical University on a part-time basis.
■参考図書
・「オランダの医療制度改革と高齢化対策」 日本医療政策機構 編
https://www.hgpi.org/handout/Reference_TheNetherlands.pdf
・「20年かけて医療保険制度を作り変えたオランダ 『蘭学事始』再び~オランダ医療保険制度のいま(1)」 乗竹 亮治 (黒川清 監修) JB Press
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/38770 (JB Press 会員記事)
・「徹底したITの活用と在宅ケアへの移行 『蘭学事始』再び~オランダ医療保険制度のいま(2)」 乗竹 亮治 (黒川清 監修) JB Press
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/38842 (JB Press 会員記事)
※お申込みの締め切りを10月10日(月)23時59分とさせていただき、当機構にて抽選した後、結果を10月12日(水)中にお知らせいたします。お待たせすることになり申し訳ございませんが、ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。
※キャンセルをされる場合、10月18日(火)17:00までにご連絡ください。これ以降のキャンセルにつきましては、参加費を頂く場合がございます。
ご協力を宜しくお願いいたします。
申込締切日:2016-10-10
開催日:2016-10-21
調査・提言ランキング
- 【政策提言】持続可能な社会のための気候と健康の融合:国が決定する貢献(NDC)にプラネタリーヘルスの視点を(2024年12月9日)
- 【調査報告】メンタルヘルスに関する世論調査(2022年8月12日)
- 【政策提言】肥満症対策推進プロジェクト2023「患者・市民・地域が参画し、協働する肥満症対策の実装を目指して」(2024年4月8日)
- 【政策提言】保健医療分野における気候変動国家戦略(2024年6月26日)
- 【調査報告】「働く女性の健康増進に関する調査2018(最終報告)」
- 【政策提言】女性の健康推進プロジェクト「産官学民で考える社会課題としての更年期女性の健康推進政策提言書」(2024年7月31日)
- 【政策提言】環境と医療の融合で実現する持続可能な健康長寿社会~プラネタリーヘルスの視点を取り入れた第3期健康・医療戦略への提言~(2024年12月20日)
- 【調査報告】日本の看護職者を対象とした気候変動と健康に関する調査(最終報告)(2024年11月14日)
- 【調査報告】「子どもを対象としたメンタルヘルス教育プログラムの構築と効果検証」報告書(2022年6月16日)
- 【政策提言】腎疾患対策推進プロジェクト2024「労働世代における慢性腎臓病(CKD)対策の強化にむけて」~健診スクリーニング、医療機関受診による早期発見、早期介入の重要性~(2024年10月28日)
注目の投稿
-
2024-11-25
【申込受付中】(オンライン開催)第130回HGPIセミナー「難病法施行から10年『難病と社会を繋げる~メディアと当事者家族の視点から~』」(2025年1月28日)
-
2024-12-09
【政策提言】持続可能な社会のための気候と健康の融合:国が決定する貢献(NDC)にプラネタリーヘルスの視点を(2024年12月9日)
-
2024-12-12
【HGPI政策コラム】(No.51)-プラネタリーヘルスプロジェクトより-「第11回:日本の製薬業界におけるカーボンニュートラルの実現に向けた取組み」
-
2024-12-18
【政策提言】腎疾患対策推進プロジェクト2024「労働世代における慢性腎臓病(CKD)対策の強化にむけて」~健診スクリーニング、医療機関受診による早期発見、早期介入の重要性~(2024年10月28日)
-
2024-12-20
【政策提言】環境と医療の融合で実現する持続可能な健康長寿社会~プラネタリーヘルスの視点を取り入れた第3期健康・医療戦略への提言~(2024年12月20日)