【調査報告】「2016年 日本の医療に関する世論調査」
日付:2016年12月1日
タグ: 世論調査
日本医療政策機構は、国民が求める医療や医療政策課題等に関する国民の意識・意見を把握するため、2006年から世論調査を実施してきました。
2016年は、当初から継続的に調査を行ってきた、医療・医療制度に対する満足度や、医療関係者・組織に対する信頼度に加え、昨今話題となっている高額な医薬品・医療行為についても調査を行いました。
調査結果のポイント(概要)
- 高額医薬品に対する保険適用7割賛成— 一方で何らかの制限が必要との声も多数
- 薬剤師、信頼度83%-医療界トップ、幅広い世代から高い信頼
- 政府への信頼改善-厚生労働省の信頼度15ポイント上昇
調査結果から浮かび上がる日本の医療政策「今後の論点」
今回の調査結果から、医療の持続可能性を議論するための論点として、以下が指摘できると分析しました。
- 国民が医療制度の決定プロセス十分に参画できる仕組みや、国民が納得する負担の仕組みをどう実現するか
- テクノロジーの発展による新薬・治療行為の保険適用と、限られた公的財源とのバランスをどのようにとっていくべきか
詳しくは、当ページのPDFファイルをご覧ください。
調査・提言ランキング
- 【開催報告・提言】医療DXプロジェクトエキスパート・パネル会合~論点整理~(2024年4月2日)
- 【政策提言】当事者目線の痛み対策を実現する、包括的な疼痛ケアシステムの構築に向けて(2024年3月29日)
- 【出版報告】医療政策の形成過程における患者・市民参画(PPI)の手引き―患者・市民と行政それぞれに求められる取り組みとその好事例(2024年3月31日)
- 【政策提言】肥満症対策推進プロジェクト2023「患者・市民・地域が参画し、協働する肥満症対策の実装を目指して」(2024年4月8日)
- 【調査報告】メンタルヘルスに関する世論調査(2022年8月12日)
- 【開催報告】プラネタリーヘルス専門家会合「持続可能な保健医療を目指して:パンデミック下における環境汚染と医療廃棄物の影響からの学び」(2024年2月16日)
- 【政策提言】「認知症共生社会を実現する“認知症予防”の取り組みへ」(2024年3月26日)
- 【調査報告】「働く女性の健康増進に関する調査2018(最終報告)」
- 【政策提言】腎疾患対策推進プロジェクト 2023「患者・市民・地域が参画し、協働する腎疾患対策に向けて」政策提言・地方自治体における慢性腎臓病(CKD)対策好事例集(2024年2月14日)
- 【お知らせ】グリーン保健医療システムの構築に向けた大きな一歩:世界保健機関(WHO)執行理事会における日本政府代表団による「気候変動と健康に関する変革的行動のためのアライアンス(ATACH)」への正式な関心表明を支持(2024年2月16日)