【申込受付中】(オンライン開催)第146回HGPIセミナー「臓器提供をめぐる選択を支える社会をどうつくるか―戦略的ソーシャルマーケティングから考える国民の意思決定と多層的アプローチ―」(2026年11月9日)
この度、日本医療政策機構(HGPI)では、日本の臓器移植医療の現状と課題を踏まえ、ソーシャルマーケティングおよび行動科学の視点から今後のあり方を考えるHGPIセミナーを「臓器提供をめぐる選択を支える社会をどうつくるか―戦略的ソーシャルマーケティングから考える国民の意思決定と多層的アプローチ―」と題し、開催いたします。
我が国における臓器移植医療は、1997年の「臓器の移植に関する法律」施行と2010年の改正法の全面施行を経て、関係者の努力により着実な進展を遂げてきました。一方、臓器移植の実施数は諸外国と比較して依然として少なく、日本臓器移植ネットワークに登録する移植希望者が約17,000人に上る一方、実際に移植を受けられる方は限られているのが現状です。脳死下の臓器移植を行う医療機関においても、医師やスタッフの体制が整わないことを理由に実施が見送られるケースが報告されています。
もっとも、近年の動きに目を向けると、状況は着実に改善しつつあります。脳死下での臓器提供件数は、2022年度に初めて100件を超えて以降、2023年度は116件、2024年度は139件と、3年連続で過去最多を更新し続けています。改正臓器移植法が全面施行された2010年7月から2025年3月末までの累計では、脳死下の臓器提供は1,095件に達しました。厚生労働省の厚生科学審議会疾病対策部会臓器移植委員会でも、臓器提供者数は徐々に増加してきているとの現状認識が共有されつつあります。加えて、提供施設の体制整備や、意思表示を後押しする普及啓発の取組みも各方面で進められており、こうした積み重ねが、一人ひとりの選択を支える社会基盤の強化につながることが期待されます。
そこで今回のHGPIセミナーでは、長年にわたり本分野の研究と発信に取り組まれ、こうした近年の前進を主導されてきたリーダーのお一人である瓜生原葉子氏(同志社大学 商学部 教授・ソーシャルマーケティング研究センター長/公益社団法人 日本臓器移植ネットワーク 理事)をお招きし、日本の臓器移植をめぐる現状と課題、ソーシャルマーケティングおよび行動科学の知見とそれに基づくお取組みについてご講演をいただきます。一人ひとりが十分な理解と納得のもとで意思決定できる社会の実現に向けて、今後の日本の臓器移植医療のあり方を展望します。
【開催概要】
- 登壇者:瓜生原 葉子 氏(同志社大学 商学部 教授・ソーシャルマーケティング研究センター長/公益社団法人日本臓器移植ネットワーク 理事)
- 日時:2026年11月9日(月)18:30-19:45
- 形式:オンライン(Zoomウェビナー)
- 言語:日本語
- 参加費:無料
- 定員:500名
■登壇者プロフィール
瓜生原 葉子(同志社大学 商学部 教授・ソーシャルマーケティング研究センター長/公益社団法人日本臓器移植ネットワーク 理事)
同志社大学 商学部 教授・ソーシャルマーケティング研究センター長。MBA、博士(経営学)。一般社団法人日本ソーシャルマーケティング協会代表理事、日本経営学会理事、日本学術会議連携会員。専門はソーシャルマーケティング、行動変容マネジメント。主な著書に『ソーシャルマーケティング』(文眞堂、2025年)、『行動科学でより良い社会をつくる』(文眞堂、2021年)。受賞歴は吉田秀雄賞、日本NPO学会賞優秀賞など。
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